見出し画像

人間が賢くなるのは経験によるものではない。経験に対処する能力に応じて賢くなるのである

「人間が賢くなるのは経験によるものではない。経験に対処する能力に応じて賢くなるのである。」

アイルランドの作家 バーナード・ショーの名言です。


企業の採用情報を見ていると、「経験者優遇」「未経験者歓迎」など、「経験」を求める、文言を目にします。

やはり、「経験」は、人間にとって重要な要素なのだと思わされます。


「年長者に対する敬意」も、色々なことを「経験」してきた実績に対してのものなのかもしれません。

長く生きていれば、長く生きている分、経験も豊富であるという考え方が、根本にあるのでしょう。


そうであれば、将棋の世界など、あらゆる世界で、若い方々が活躍されております。

経験だけで考えれば、年長者の方が、色々な意味で優れている筈なのですが。


「経験」という単語だけでは、説明できないことが、多々あることを、「経験」から学んだような気がしておりますが。。。


「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

諺に興味を持ち始めたころに覚えたものであると記憶している。


「経験から学ぶことは、愚である。」

「未経験なことは、理解でき得ない。」

そんな風な誤解のまま、長い月日を過ごしてきた気がする。


「経験ではなく、歴史から学びたい。」

その気持ちは、「賢者になりたい」という想いからきたものだったと思う。


歴史は、沢山のことを教えてくれる。

学校教育などを通して、間違った歴史を教わってきた感も否めないが、沢山のことを教えてくれる。


「歴史から学ぶことができるのであれば、経験は必要ない。」

そんな風に想っていた時期もあった。

が、お陰様で、何もかも間違いであったことに気付けた。


自分の経験も、時間が経てば、歴史として捉えることができるのではないだろうか。

「あのとき、こうして失敗したなぁ。。。」

「考えてみたら、あのとき、どうして成功したのだろう。。。」

自分自身の歴史から、学ばなければいけないと考えている。


愚者が学ぶ「経験」は、偶然が重なって起こった「経験」と解釈して良いのかもしれない。

「ただ経験した」というだけの経験。

何も学んでいないが故、また同じようなことを「経験」することになるのではと思う。


折角の「経験」を次にどう活かすか次第なのかもしれない。

一つ一つの「経験」をしっかりと対処し続けて行くことができれば、「経験」から学ぶ「賢者」になれるのかもしれない。


「万象全て己の責任」

経験する全てが、自分の責任と捉えて、対処して行かなければいけないのではないだろうか。


この名言により、「経験」から学ぶのではなく、活かすことが、賢者への道なのではと考えさせられた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?