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ママンに送る詩㉛『桃色のお盆飾り』

朝に百日紅さるすべりが花開く

あなたの帰りを待ち侘びて

昼に裏庭蝉しぐれ

しばしの滞在歓迎し

夕に芙蓉ふようの花しぼむ

またの別れを名残惜しんで


あなたの好きだった桃色に

やけに眩しく賑やかに

鮮やかに彩られた

静かなわが家の静かなお盆


【あとがきのようななにか】
久々の投稿となりましたが、お盆明けで仕事に身が入らないので、現実逃避的につぶやいてみました。

とはいえ、お盆の最中も土日以外は仕事ではあったのですが忙しいわけもなく、明けの今日からギアを上げられるかと言われてもそのようにもいかず、仕事に向き合っているようでいないようなフワフワとした状態でした。

母が亡くなり2回目のお盆。男だらけの実家となり、お盆飾りもろくすっぽ満足にはいかないわけですが、庭の木々や蝉たちもそこらへんは気を使ってくれたみたいです。

まぁ、晩年は母もお盆飾りはしていませんでしたけどね。

まぁ、宗派的にはお盆飾りはしないみたいですけどね。

なんて言い訳タラタラなずぼらなボクでも、今日を生きながらえさせてもらえました。

あなかしこ、あなかしこ…


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