見出し画像

これからの生活について

もっと稼がなきゃ、もっと高い評価を得なきゃと猛烈に働いている。

必然、帰って寝るだけの生活。
ご飯を作ったりしている暇などない。

だから全部外で買ってくる。
洗濯もできず、靴下などはしょっちゅうコンビニエンスストアで新品を買っている。

ここで大事な点は、猛烈に働いている彼は、実はそれほど豊かな暮らしを送っていないということだ。

もらっている給料は高いかもしれない。
でも毎日モノを買う支出がボディーブローになり、手元にお金が残らない。

だから彼はますますがんばる。

がんばったら、がんばったぶんだけ給料は上がるが、その分自分ですることがさらに減り

支出が増えていく。

「世の中の経済」にとって、彼はありがたい存在だ。

しかし、いびつな生活だ。

ー里山資本主義より抜粋

20代前半のわたしは、まさに上記の“彼”とほとんど同じ生活を送っていた。

向上心があり
一日に12〜14時間以上働くのは当たり前。
一日のほとんどを仕事に費やしていたが
手元にはお金はいつも残らなかった。

あの時の自分に言いたい。

20代、いや10代のうちから
お金もスキルも未来投資しなさい、と。

後悔しても遅いので
これから挽回します。。

コロナ以前の世の中は、
まさに上記のような暮らしぶりを推奨していたように思う。

「節約なんてしないで、どんどんエネルギーを使おう!経済を回していこう!」

素直にそんな資本主義の思想にまんまとハマっていた。

そして、ふと気がつくと
家族もいない。貯金もない。資産もない。

大都会の中心で
毎日のように外食、コンビニのご飯を食べながら思った。

「わたしの生活ってこれで豊かなのかな?」

無駄を削ぎ落とせば削ぎ落とすほど、
生産性を求めれば求めるほど、

なにか自分の中の大切なものを失っていく感覚。

ずっと考えていた。
そして、その疑問に対しての答えがようやく最近になって見つかったような気がする。

私にとっての本当に豊かな生活とは、

高級な飲食店に行くことでも
タワーマンションに住むことでも
ハイブランドを身につけることでも
ハイスペ男とデートすることでも(笑)
意識高い系の人達と会いまくることでも

全然なくて…

自分や周りの大切な人に
どれだけ丁寧に時間をかけられているか。

ってことに気づいた。

そこに心から気づけた時、
自分自身のことも今あるものも大切にできる。

それが本当に私が心から幸せで、
豊かさを感じられる瞬間なんだ。

都会の中心で走り続けた20代。
お疲れさまでした。

30代は生活の質を高めて、
自然を感じられる、
動物を飼える家でゆったりと過ごしたいな。

そして、自分にも今まで以上に時間をかけて
心も身体も磨いていきたい。

読んでくださったみなさんの
豊かさの定義も教えてもらえたら嬉しいです^_^

この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?