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突然の夕立 僕には傘がなかった 下駄箱の前から 気になるあの子と空を見上げる 傘があれば …
あなたに降り続ける雨に 僕も濡れたいけれど あなたはそれを許さない 傘があると微笑んでも …
失って哀しい。 だからこそ得たものもある。 綺麗なものも醜いものも すべて。 それがあな…
鎖になるんじゃないかって 不安にかられながら想いを伝える 1分の1の想いが ちゃんと伝わるか…
砂漠に落ちる一滴の雫では 到底オアシスになんてできない すぐに消えてしまうヒトシズクに 本…
【朝】 君の手を握り返せないまま夢が醒めた 目が覚めると 涙が頬を濡らしていた 泣いてたこ…
フェンス過ごしの壁 これが自分の心の壁かも そんな風に呟いてキミは笑った。 それを否定するには 僕自身があまりにも曖昧で キミを繋ぎとめられなさそうだから 僕はただ少し苦笑いした。 冷たい風に吹かれながら 想いが嘘だったかをキミは訊く。 僕は違うと言いたくて あれこれ言ってはみたものの どれも最後まで言い切れなかった。 そんなもんなんや… そういって黙ったキミの背中は ひどく寂しそうだった。 好かれていたことも分かっていたのに 答えてあげられないまま キミと僕は終わり
幸福には 耐性が必要だ 馴れていないと 少しの飢えも 耐えられなくなる キミをすべてから 奪…
丘の上に住む少年は 許されぬ恋の代償に片目を失った それでも少年は 今宵も足元に揺らめく月…
夏の連休を返上してやっと取れた連休 秋の名月を見上げながら 私は一人ベランダに出ていた い…