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めざしているチーム運営

前回はここまでの生徒主体のチーム運営について投稿しました。

これまでの運営方法をふまえ、
今後のチーム運営のポイントは
・ボトムアップでもトップダウンでもないスタイル
・主体的な取り組み➡主体性が身に付くではない
という2点でした。
この点をふまえながら、
今目指しているチーム運営について書きます。

全員でチームをつくる

とある日、娘たちと観に行った『劇場版 呪術廻戦 0』
エンドロールには、この映画に関わった沢山の人たちの
名前が流れる中、浮かんだこと。

「夏の大会終了後、上溝南高校野球部のエンドロールは?」

現状では
「キャプテン 〇〇」
「部長 ▢▢」
「3年 △△、☆☆、…」
で、終わるんじゃないか?
映画のように、色んな役割に、
色んな人物が明確に携わるべきではないか?
と改めて考えました。

元々、一応の役割分担はしていたものの、
ほとんど形骸化していた状況もあります。
そんな状況もあり、必要な役割を改めて設定し直すとともに、
それぞれが行動を可視化していくための仕組みをつくりました。

組織図_page-0001

週間行動振り返リスト_page-0001

動き始めたばかりの取組ですが、
活動規制がかかる中では、チーム強化の大きな柱になると信じています。
動き出した生徒の様子を見る限りでは、面白いものになる気がします。

主体性が育つアプローチ

生徒が自分たちで何でもやることが、
主体性の育成につながるわけではない。
では、主体性を育むためには何が必要か?
そのカギは目的・意義を理解して、
ものごとに取組むことだと感じています。

与えられた取り組みでも、
目的・意義を理解し、やろうと思えば主体的に取り組める。
生徒自身が取り組んでいても、
思考停止していては主体的でも何でもない。

そのため、取り組みの目的・意義を理解していなかったり、
目的・意義に応じた取り組みを知らなければ、
しっかりと教え込むようにしています。
これまでは、教えることを躊躇することもあったのですが、
「知らない世界は想像できない」こともあり、
教え込むことをためらわないようにしています。

指導者の役割

そうしたチーム運営における指導者の役割とは?

・目標をイメージさせること
・目標に到達するための知識・術を与えること
・目標への道のりを進むために先導したり、後押しすること

などが挙げられるのかと思います。
これらのことを監督である私だけでは行うことは難しく、
他の顧問や、顧問以外の指導者にキッカケを頂き、
個人が成長し、成長する個人が集まったチームを目指しています。

最後に

前回・今回とチーム運営に関して投稿したのですが、恥ずかしながら、
自らのチーム論・組織論を言語化できていないことを痛感しました。
どんなチーム・組織になってほしいかということを、
何となくは考えているものの、それはあくまで「何となく」。
そんな状態では、生徒たちに「何となく」しか
想いが伝わってないと思います。
自分の甘さを知る形となりましたが、
より明確な組織論を述べられるまで、より考えを煮詰めたいと思います。

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