見出し画像

第13回 日本化粧品検定を受けてきたお話。~チョコレートとキャラメルを添えて~

久しぶりの更新です☺

しばらくの間、タイトルの通り化粧品検定の勉強に勤しんでおりました!

11/24(日)、2級と1級の併願はなかなかにハードでしたが…結論から言えば楽しかったです!

受験から一週間経ちました。長いような短いような…。

自分への覚え書き(認知行動療法的な意味も込めてw)として、化粧品検定を受けようと思った理由や勉強方法、受けた感想等々まとめてみようと思います。


1,化粧品検定を受けようと思った理由

『コスメについて(圧倒的に)正しい知識を身に付けたい』。

これに尽きます。

前々職、私はドラッグストアで正社員として働いていました。(ちなみにドラッ"ク"ではなくドラッ"グ"ですヨ!!!!!!w←←←)

在籍当時は、会社が行うプライベートブランド品や、他メーカーさんの新商品の勉強会等に参加し、そこそこの知識は持っているつもりでいました。

でも、どこかで『本当に私は正しい知識をもってして接客をできているのだろうか…?』とモヤモヤとした気持ちを抱えたままだったのも事実です。

そういった中で、日本化粧品検定の存在を知りつつも、ズルズルと受けずにおりました。(webで受けられる3級はとりあえず取得し、2級も1級も、テキストと問題集だけは買ってありました。←)

その気持ちはヘルニアで休職中に、せめて自宅で少しでも知識を…との思いで勉強し、【コスメマイスター】の資格を取ってからますます強いものになっていました。

それでも、復職してからもその違和感ときちんと向き合うことなく接客をし続け、そのまま辞めてしまいました。

転職先は全く畑違いなお仕事でしたが、燃えてはいました。でも結局体調を崩し退職し、今に至ります💧

少しだけ体が動けるようになり、何かしたくなりました。そこで私がまず挑戦したのが、9/29(日)に受けたTOEICです。終了後、わりとすぐに化粧品検定の併願受験を決心しました。(消費税が上がる前に申し込みをとの邪心もありましたw)

TOEICも、前々職在籍中に受けたかったままズルズルと受けずにいた資格試験のひとつだったのです。

受験してみると(と言うか、終わってみると?)、案外勉強も楽しかったし、ようやく積年の思いがほんの少し消化されたなぁと感じている自分に気がつきました。なんと言うか、スッキリしていたのです。

そこで、ならば!と!!

TOEIC受験終了後の、9/29~9/30にかけての夜中だったと思います。

そういうの、何て言うんでしょう?さしずめ、スタディナーズ・ハイ?w

とにかく「えいや!」と勢いで、日本化粧品検定の併願受験の申し込みをした次第です。


2,勉強方法

化粧品検定の勉強は10/1から始めました。短い期間でいかに効率的に、付け焼き刃ではなく紐づけされた知識を頭に叩き込むかが、私にとっては重要でした。

どのような流れで勉強していったのか、簡単にまとめていきます。


①勉強時間を管理できるアプリを入れる

画像1

TOEICの勉強には主に、巷で有名なスタディサプリというアプリを使用していました。そのアプリで一番心強かったのが、『勉強した時間や内容が可視化されていたこと』です。

なので、何かそれっぽく記録できるアプリは無いかなぁと探してみたところ…あるものですね!

この【コソ勉】というアプリ、かなり助けられてます、現在進行形で。

画像2

このように、何をどれくらい勉強したかが時間と%で可視化できるんですね。さらに言えば、ひとマス15分なので、毎日必ず15分以上は勉強する羽目になります。

私は、スマホのストップウォッチ機能をとにかく活用しました。

試験当日が近付くにつれ、半ば強迫観念的になりながらも毎日続けました。

で、このアプリによると化粧品検定にかけた勉強時間は約78時間。こうして見ると意外と短い気はしないでも無いですが…それでも必死でした。笑


②2級のテキストを読み込む→問題集を解く

マーカーを引いたり、ペンで書き足したり…。

いくら紐づけして覚えるのが重要と頭ではわかりつつも、皮膚の構造やら成分名は完全に文系脳の私には語呂で覚えるのが性に合っていました。

たとえば、『有棘層にはランゲルハンス細胞がある→(頭文字をとって)ゆうらん船』、『基底層にはメラノサイトがある→(頭文字をとって)メキメキ』、『表皮は上から角層、顆粒層、有棘層、基底層→(それぞれの頭文字から)かく・かり・ゆう・き』などなど、覚えにくいモノは思い付いた語呂合わせ的なことをどんどん書き込んでいきました。

一通りテキストを読み込んだら、問題集です。

問題集はテスト形式ではなく、あとで赤シートを活用できるよう、選択肢や解説にオレンジペンや緑マーカーで書き込みながら解いていきました。


③1級のテキストを解く→読み込む

基本的には2級同様、どうしてもわかりにくい部分は語呂で覚えました。

たとえば防腐剤の抗菌力なら『ブチルパラベン、プロピルパラベン、エチルパラベン、メチルパラベンの順→(頭文字から)ブチ・プロ・エ・メ』等…。

ただし、1級は語呂で覚えられるものがかなり少なく感じました💧

それはそうですよね、1級の目的は検定協会が掲げているように『コスメを読めるプロになれる』ところにあるのですから。語呂でなんとなくで覚えられるような簡単なものじゃあ確かに困ります。

なので、1級のテキストは2級よりも知識の紐づけを意識しながら読みといていきました。

知識の紐づけ…うまく説明するのが難しいのですが、ちゃんと理解しながら読む、という感じですかね…。もちろん2級も理解しながらでしたが、1級は、それをより意識しました。

問題集の解き方は2級と同じですが、こちらもなるべく"理解"ということを意識しながら書き込んでいきました。


④ノート作り

上記を通して、どうしても理解が難しい、覚えにくい、と感じたことに関して、改めてノートにまとめました。

テキストの内容をベースにしつつ、問題集の解説にしか載っていないのでは?と思ったこと(その逆も然り)を、級ごとに手書きしていきました。

少し脱線&私事ですが治療中のメンタルの病気のせいか、

文字を書くという行為は、いまの私にとってとにかくキツいことでした。

どうキツいのかって、、手が震えてというかなんと言うか…書けないんですよ、文字が。

利き手の右手を左手で押さえながら、必死に書きましたね…半泣きでした。笑

でも、書くというのはやはり理解も伴うものなのですね。ただテキストや問題集を読んでいた時よりも、はるかに頭に入ってきてくれていることを実感しました。


⑤2級、1級の問題集を解く→間違えがちな問題は上記のノートに解説とともに書き写す

これも、手書きということでなかなか時間はかかりましたが、頭に入る質(?)が断然違いました。


⑥2級、1級テキストをとにかく熟読する

試験4~5日前くらいでこの段階でした。ここまで来ると、自分の苦手分野が分かってくるのでその辺りはもちろんのこと、テキストに載っている小さな文字までとにかく小説でも読むかのごとく、熟読しました。


⑦問題集を完璧にする(試験二日前~前日)

読んで頂いて字のごとく、そのままです。とにかく一問も間違えてなるものか、とムキになりながら赤シート大活躍で、納得できるまで解きました。


⑧その他の対策

・試験1ヶ月前から、寝る前に20~40分ほどかけて問題集をパートごとに(もしくはキリの良いところまで)&一週間ごとに、読む。テキストも同じ範囲を読む。

・化粧品検定協会がYouTubeにアップしているココちゃんの界面活性剤のラップの動画を観まくる。一緒に歌う。踊る。w

・美容成分キャラ図鑑を2周ほど読む。

画像3

こちらの内容は、試験にものすごく関わる!という程ではないかもしれませんが、美容成分が擬人化されていて、ただ文字で覚えるよりも親近感が湧きました。笑

1周目は音読、2周目は試験一週間前くらいから入浴中に読みました。

・試験当日は少し早起きをして、一時間ほど勉強。試験会場についてからも、ギリギリまでテキスト、問題集、ノートを読む!やれることはすべてやった思いで臨む!


3,受験を終えた感想

TOEIC受験後よりもスッッッッッッキリしていましたっ!!!!!!

2級は、思っていたよりも難しく…ナナメ上から出題されてきた感じでした。

1級の方が、どちらかと言うとやってきたことをしっかり出せたという印象です。

でも、どちらにせよ、私は(勢いでw)併願受験にしてよかったです!

例えば、3級の範囲に出てくる『日本では配合禁止の、肌を白くする過酸化水素』、1級のオーラルケアの項目に『歯のホワイトニング』として載っているんですよね。他にも、3.2級と1級は、重なる部分が多く、まるで化粧品の物語のように繋がっているなぁと感じながら、わりと楽しんで勉強することができました。

ちょっぴり、強迫観念的というか、病的な部分もあったかもですが。w

前提として、一応約四年間、化粧品や薬に囲まれて過ごしつつも(もっと言えば登録販売者の資格も一応持ってはいます…)、その環境には半年以上のブランクがありました。

前々職には正直、つらく切ない思い出の方が多いのですが、今回化粧品検定の勉強を通して化粧品を知ることで、より化粧品が、コスメが好きになりました…!それとともに、前々職で報われなかったような思いを、自分自身で報ってやったぞ!自分の承認欲求を、自分で満たしてやったぞ!最高だ!!…そんな、気分です。笑

どんな結果にしろ、これからもコスメに恋をし続けようと思います。正直、もっともっと知りたくなりました、コスメのこと☺💓


さて、今回の記事のタイトルに添えてありますチョコレートとキャラメル、ここまで読んで下さって、覚えていて下さった方はかなり少数派なのでは?と思いますが、そんなチョコレートとキャラメルのお話です。

試験当日、とっても優しい思いやりに出逢えたのです。

2級を終え、思ったより難しかったなぁとほんの少しショゲつつ、軽い昼食を摂るため試験会場のあるビルの、共用スペースに向かったところ…大混雑!!

まさか1級の開場待ち…?と思いつつ、見渡してみても、花束を持った方や、ご高齢の方が多く、その中にポツンポツンとテキストを開くお仲間がいる様子。

若い演歌歌手のコンサートでもあるのかな?とにかく、さっさとお昼を食べて1級の勉強をしなくっちゃ!と、ようやく見つけたスペースでパンを、人目も憚らず1級のテキストを読みながら文字通り貪りました。笑

よっぽどお下品な食べ方だったのか、お隣に座ってらしたおばあちゃまが、こちらにチラリチラリと視線を配ってきます…。少し申し訳ないというか、恥ずかしいような気持ちになりつつ食べ終えたところで、おばあちゃまに声をかけられました。(はるろうビックリ!)

「今日、何かの試験なんですか?」

…私のパンの食べ方に対してご立腹とか、そういうあれではなくて心底ホッとしました。←

私が「化粧品の検定なんです。さっき2級があって、これから1級で…」と答えると、おばあちゃまはとっても上品に、そしてちょっと嬉しそうに仰いました。

「そうなのね!ウチの孫も美容の学校に通ってるのよ。さっきから同じような本を開いた若い人が多いから気になってたの。ほら、あそこのおにいさんも。」

少しゴツめの男性でした✨ メンズがコスメに興味を持ってくれるって、、なぜだか嬉しくなっちゃいます😌

私も、せっかくなのでおばあちゃまに聞いてみました。

「今日、コンサートか何かあるんですか?」

おばあちゃまが答えてくれます。

「コンサート?あぁ、違うのよ、素人のカラオケ大会なのよ!私はチケット頂いたから聴きにきただけ。そーんなうまい人も出ないんだろうけど(笑) 高齢者ばっかりでびっくりされたんじゃない?」

びっくりはしたけれど、、カラオケ大会だなんて素敵だなぁと思ったので、私は素直にそう言いました。

「でもねぇ、そんな頑張ってる若い人の中にこんな高齢者がたくさんで申し訳ないわねえ。世の中も高齢者だらけだし、年金とかねぇ、、若い人に負担がいって申し訳ないわぁ」

…おばあちゃまの突然の言葉でした。それを聞いて、私はなんだかちょっぴり悲しくなりました。そういうことを遠回しにでも、この上品なおばあちゃまに言ってくる人がいるのかなぁ、と。当のおばあちゃまは少しも気にされていない様子でしたが、お節介な一言かなぁと思いつつ、口をついて出ていました。

「…お互い様ですよ!いまのご高齢の方皆さんが、こうやって好きなことを勉強できる世の中を作って下さったんです。だから、お互い様です!」

おばあちゃま、急に目を潤ませられました…!(はるろうビックリ!)

「いまの若い人でそんなお考え持ってる人なんて少ないでしょう…?いやぁ、お勉強のお邪魔してごめんなさいね!」

私は、おろおろしつつ言いました。

「いえ、お話できて少し緊張がほぐれました!ありがとうございます!」

そして、何かこのおばあちゃまにして差し上げられればいいのにと思い、たまたま持っていたチョコレートを「素敵なお歌が聞けると良いですね!」と、お渡ししました。

おばあちゃま、最初は遠慮されたのですが、受け取って下さいました。それだけではなく「じゃあ…」と、私にチョコレートとキャラメルを下さったのです。

画像4

それが、このコたちです💕

遠慮しつつも、私も受け取ってしまいました😅

おばあちゃまは、私の手を握りながら言って下さいました。

「あなたは絶対大丈夫!絶対受かるわ!暗示かけたから!」

そして、「本当にお邪魔してごめんなさいね!頑張って下さいね!」と仰って、カラオケ会場に向かわれました。

そんなおばあちゃまとの心優しい時間のおかげか、1級はかなりリラックスして挑むことができました😌

このnoteをぽちぽちしながら、いま改めておばあちゃまのことを思い出して、ほっこりしています💓

…そういった素敵な出逢いもあったので(笑。いえ、ご縁って本当に不思議なものです)、日本化粧品検定、受けて本当~~~に良かったです!!!!!!

結果はクリスマス頃に発送されるとのこと。どんな結果であれ、届く頃に、またおばあちゃまのことを思い出すんだと思います😳

私もあんな、お上品なおばあちゃまになりたいなぁ…。

結果が出たら、またお知らせします❣️


それでは👋




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?