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45歳でサントリーを辞めてみた。

 あらかじめ断っておきたいが、45歳定年については文脈によると思うので、絶対的な是非は自分にはない。45歳で辞める自由も・居続ける自由も個人にあって良いと思うし、実際その辞める自由にのっとって自分自身はたまたま3年前の45歳の時にサントリーを辞めた。

 新卒から23年在籍したサントリーは基本的にすごくいい会社で好きだったが、どうしてもALIVEでチャレンジしたい想いがつのり、45歳で思い切った選択をしたことに現時点では満足している。ただ、ラッキーが積み重なったこの3年の環境に感謝せずにはいられないし、これからを考えるとどうなるかわからない不安に苛まれることもある。

 でも、やっぱり思い立った時にチャレンジできるような、人脈やスキルやある程度のファイナンス力をそれまでの23年で身につけさせてくれて選択できる自由を与えてくれたサントリーには、これからどんな未来が待ち構えようとやはり感謝しかない。

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 サントリーを辞めてまでもしたかったことがALIVEとそこから派生するプロジェクトを自分の手で実現すること。その派生プログラムの一つが「REVIVE」になる。

「REVIVE」とは、成熟層向けの異業種混合型のプロジェクトとコミュニティ。企業の成熟層がチームに分かれ異業種混合で社会課題解決をするプロジェクトと、企業の派遣でなく個人の意欲で参加するコミュニティがある。https://connective.co.jp/revive/

 2021年度が10/17のセッション0、10/18・19のセッション1からスタートする。今年度の答申先は、NPO法人みのり。盲重複障害児の親たちが設立し運営する、明るく家族的なʼ土壌ʼを10年後もつなぐために。

 社会の作り出す障害に対し否応なく対応してきた親子や利用者に、企業の比較的恵まれた環境で力を蓄えてきた企業人が当事者として関わることで、培った力を発揮し貢献したいと願うだけに止まらず、自分たち自身も企業の中では見えなかった新たな役割に気づくことが期待されます。


 45歳定年だろうが、70歳まで同じ会社にずっといようが、慣れ親しんだ企業の外からの視点を持つことで自分の人生を充実させていくことは、これからの変化の求められる時代にあっては、誰にとっても必要なことなんだろうと改めて感じる今日この頃である。

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