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変形性股関節症への施術

こんにちは。
身体調律の空間 Morning glory 朝顔 整体師の吉田心之介です(^^)

今回はお客様の施術レポートです。
30代 女性
先天性股関節脱臼で子供の頃に手術をされている方のお身体を診させて頂きました(^^)

【主訴】
・左股関節の動きにくさ
・右股関節の痛み

オステオパシーで全身を診察していくと、
・骨盤
・左側の股関節(手術側)
に強い歪みが感じられました。痛みのある右股関節には、歪みは少ないものの軽い筋肉の張りが感じられました。


先天性股関節脱臼は、
生まれる時に
・股関節の成長が不十分で関節が緩い
・産道で足がひっかかる
といったことによって生じます。
装具による固定や手術によって整復されますが、多くの場合、可動域の制限が残り、経過と共に痛みへと発展していくことが多いです。

脱臼の際は、股関節や骨盤が強く圧迫されるため、その衝撃によって骨や関節にまで歪みが生じます。また、股関節を安定させるための手術を行った場合も骨や筋肉を傷付けるためそれらに歪みが生じます。

この方の場合、脱臼と手術で生じた骨盤や左股関節周辺の歪みによって、動きが制限され、それを庇った結果右足に過剰に力を入れるような身体の使い方がされていたため痛みが生じたと考えられました。


施術では、まず骨盤にある歪みを丁寧に解消していきました。
骨盤は股関節の土台でもあるため、優先して施術を行う必要があります。
歪みが強く調整に少し時間がかかりましたが、初回から痛みの改善と可動域の広がりがみられました。
ご本人も身体の変化を感じることが出来ていました(^^)


変形性股関節症への対応として筋力トレーニングやストレッチ、マッサージなど様々な方法がありますが、それだけではなかなか変化がみられないという方も多くいらっしゃいます。
オステオパシーは筋肉の張りや関節のズレだけでなく、受傷時の衝撃による身体の内部の歪みまで調整していく治療法です。
色々試したが改善がみられないという方も是非一度ご相談下さい。
どうぞよろしくお願い致します(^^)

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