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イマだけお得!今週の一週間日記はなんと4倍増でお届け 12/10〜1/6『Void Stranger』とか『インディーゲーム中毒者の幸福な孤独』とか
ゲーム、映画、読書などの記録。
なんと今週の一週間日記は、4週間分でお届けします。
どうです、ピンチをチャンスに変えるこの危機管理能力の高さ。天国の佐々淳行さんも「お見事!」と唸っているに違いありません。
佐々淳行と言えば、『東大落城安田講堂攻防七十二時間』はお気に入りの一冊であります。とくに崩壊した講堂でピアノを弾く女性徒を描写したシーンはじつに美しく、あの鬼瓦のような顔面でこうも詩的な文章を書くのだなと、思わず「お見事!」と唸った次第です。
■遊んだゲーム
『Starfield』
リンクはSteamだけど、Xbox GamePassでプレイ。
年末に「いまやらなくていつやるの!」と、寝る間も惜しんで昼寝しながらプレイして、メインストーリーを一気にクリアした。すごい作品ではあるが、あまり良くない意味でベセスダRPGの集大成という感じだった。『TES VI』がどうなるのかやや不安です。
『8番出口』
話題作だし1時間くらいで終わるという話だったので、とりあえずプレイしたが、注意力&忍耐力がゼロなので早々にクリアを諦めることに。ただ、ゲームの仕組みは理解したので「なるほど、これも8番出口フォロワーね」と得意顔で言う権利は得ました。
『A Short Hike』
インディーゲームファンのあいだではもはや説明不要な感もあるタイトルだが、遊んでいなかったので年末にプレイした。いいゲームだけど、個人的にはそこまでグッと来るものはなかった。自分は優しい物語があんまり好きではないのかもしれない。
『Florence』
これまた、名作インディーゲーの定番。遊んでいなかったので遊んだ。「自分は優しい物語があんまり好きではないのかもしれない」と書いた直後でなんですが、めちゃくちゃよかった。表現自体はべつにアニメでもできると思うのだが、インタラクションすることによってその魅力が何倍にもなるという点で、これはゲームでしか得られない体験がある作品だと思いました。
『Void Stranger』
とてつもなくすごいゲームがある……という称賛をほうぼうで目にするのでプレイしてみた。まだどこがすごいのかわからないが、いずれはすごいことになるのだろう……という期待感を糧に、倉庫番ライクなパズルにうんうんと唸りながら頑張っています。引き続きプレイしていく予定。
■観た映画とか
『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』
U-NEXTで鑑賞。
A24の作品なんかしゃらくせーんだよ!オイラはいつだったブラムハウスLOVEだぜ! ……という、“有害なホラー映画ファン“の私ですが、コレには完全にヤラれました。ホラー映画ではない気もしますが、幽霊が出ればそれはすべてホラー映画ですし、ピンヒールを履いていれば誰だって女王様です。
幽霊の視点で自分がいなくなった世界の移ろいを描いた作品で、その切り口自体は『私はゴースト』という映画でもあったものですが、本作は非常に淡々としているうえに、時間の流れが壮大。もはや『火の鳥』の如く規模感なのですが、にも関わらず展開と描写はじつにミニマルで、それがなんとも愛おしくて悲しい。
なんかこう、なにもかもに疲れたときとか、なにかに絶望したときに観たくなるような作品でした。
『TAR/ター』
Primeビデオで鑑賞。
すごく評判がよかったので観てみた。成功した音楽家が主人公ということで、デイミアン・チャゼルの『セッション』みたいな内容かなーーーー、と予想していたがぜんぜん違う内容だった。
正直に言うと、恥ずかしながらよくわからない話だったのだが、ケイト・ブランシェット演じる主人公のリディア・ターの絶妙に鼻につく感じが楽しくて、2時間半退屈することはなかった。
ただ、終盤の展開は、典型的な「異国の地で再起するぞい!」ってやつで、その舞台にアジアが選ばれるという安易さもあって、どうにも雑に感じてしまった。
『屋敷女』
U-NEXTで鑑賞。
ホラー映画ファンなら10人中9人は観ているであろう超定番作品だが、妊婦がひどい目に遭う(より正確に言うと、抵抗できない胎児がひどい目に遭う)ストーリーってのがぼかぁどうにも苦手でずっと避けていたのだが、年末の高揚感に任せて視聴。ゴア描写はべつにだったが、最後のアレは……早送りしちゃいました。もう観たくないです。
『博奕打ち 総長賭博』
U-NEXTで鑑賞。
任侠映画を代表する作品と言われているが、観ていなかったので。鶴田浩二のなにがいいのか正直よくわかっていなかったのだが、この作品での表情と来たら!! 私もようやく、鶴田浩二の良さがわかる年になってきたのかもしれません。
■読んだ本
『アメリカ史 下』
いやぁ〜、歴史ってのはいいもんですねー。
『インディーゲーム中毒者の幸福な孤独』
風変わりなインディーゲームを日々探し、遊び、言葉にしてきたソーシキ博士。僕は『ゲーマーが本気で薦めるインディゲーム200選』でその存在を知り、その文章にたちまち魅了されてしまった。
本書は『小説すばる』で連載されていたものに、数編の書き下ろしを加えた内容で、僕はゲームをテーマにしたエッセイの理想形のように感じられた。ソーシキ博士は現在体調を崩されて活動休止中とのことだが、元気になったらまた素晴らしい文章を読みたい。
めちゃくちゃおすすめの1冊です。
『九龍城探訪』
帰省中、やることがなくて死にそうだったので、未読ばかりのKindleのライブラリからピックアップして読んだ。みんな大好き九龍城が取り壊される直前、そこに住む人たちの語りを写真と合わせて紹介している。
九龍城といったら"魔窟"なんて呼ばれるほどヤバい場所……と思いきや、じつはヤバかったのは60〜70年代の短い期間で、80年代以降は香港の中でもむしろ犯罪発生率が低かった……なんて事実にビックリしたり。なので、住人の話も拍子抜けするくらいにふつう……ではないが、魔窟での生活と言えるほど怖いものではなかったりして、言うなれば"九龍城の生活史"といった感じ。
おもしろかったけど、写真が魅力的なので、Kindleじゃなくて紙で読みたかった。
『東映任侠映画とその時代』
ヤクザ映画の本なんてのはなんぼあってもええですからね。買いましたし、読みました。
■買ったもの
お風呂を出るときに室内の水滴をしっかり切っておくとですね、お風呂が汚れないんですよ奥さん!でも、小さいワイパーだと大変だから、このデカいヤツを買ったのです。
みんなもお風呂の水を切って、快適バスロマンで細川ふみえですよ!
■おもしろかった記事とか
これ、ヨージロさんっていうライターが書いた記事なんですけど、すごく面白いしタメになる内容で、きっとヨージロさんっていうのは頭もいいし顔もかっこいいし、お風呂を出るときは室内の水滴をちゃんとキレイにする人なんだと思います。
■考えたこと
若い美容師って、なんてスキあらばツーブロックにしようとしてくるんですかね。
おしマイケル。
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