1-4 失敗をコントロールする

「ソフトウェアと経営」第4回、今回はAgilityを高める概念のうち、失敗のコントロールについて書いた。挑戦を促すための土台を作ることが重要だ。

Agility高い組織にするためには、個々人が自分の意思で方向や取り組みを決定していくことが求められる。こうした意思決定はどれも何らかのリスクがあり、挑戦的であるほど失敗しうるものである。改善に向けた取り組みというのは確率的なものなのだ。100%成功しうるものというのは、未知の領域を探索することにつながらず、言ってしまえば現時点から近い領域をぐるぐると回り続けて、局所最適をひたすら追い求めているようなものだ。そこで、いかにして個々人の意思決定からくる失敗を許容し、新たな学びを迅速に得ていくことができるのかが重要になる。失敗を許容することは、挑戦する個々人の学びを継続的に行うことに繋がる。継続的に学習する組織を作り上げよう。

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