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4つの人ざいについて

子どもが持ち帰った冊子の中に、大変興味深い内容のものがあった。大人が読んでも勉強になるなぁと思います。

よく「人材」という言葉を使いますが、この「じんざい」という言葉には4つの漢字があるそうです。

◆人罪・・・人に迷惑をかける人
◆人在・・・存在するひと/いるだけの人(毒にも薬にもならない)
◆人材・・・技術も知識もあり、育つ可能性があるひと/同じ資質の人で捕える
◆人財・・・財産となる人。代わりがいない人/感謝される人

人財と人材の違いは『人間性』です。仕事は知識や技術だけではなく、人間性で行うものです。勉強のテクニック、いわゆる「やり方」を磨く前に、どういう心構えで臨むのか、という「心のあり方」さえ知っていれば「やり方」は自分で考えるようになるからです。
(国際武道会 アスリート道場 生活の心得より引用)

カウンセリング技法には非常にたくさんの種類がある。資格を取りたての頃の私は、キャリアカウンセリングの「技」を学ぼうと、毎月の様に泊りがけで東京や大阪へ行き、手当たり次第に研修を受けていった。「技」の前には「心」があるという事に全く気付きもせず・・。

ある時、以前からお会いしたい!と思っていた方に偶然出会えたことがきっかけで、資格取得後も学び続けられる場を紹介頂き、そこで尊敬する講師との出会いに繋がった。キャリアカウンセリングの勉強を続ける中で、何度も何度も講師の方に言われ続けたこと・・・。それは
「技よりも心」
だということ。

テクニックさえあれば人を支援する事ができるだろうか。上から目線でモノを言うキャリアコンサルタントに、相談者は心を開くだろうか。
「この人なら私の話を聞いてくれそう」
と、やっとの思いで相談に来た方に対して、どの様な心構えで臨むのか。

資格を取ったら終わりではなく、この世界は本当に一生学び続けることが必要だと感じる。数字の世界とは違い、答えが存在しない。なぜならば、相談者は「人」だからである。支援者は「曖昧性耐性」を受け入れること。大切なことをいくつも教え続けて下さる講師に感謝しています。

キャリアカウンセリングは、「極める」という言葉は存在しない世界だと私は思う。学びに終わりはない。このゴールのない学びを、楽しみながら歳を重ねていきたい。

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