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【2020年】2歳と4歳を置いて5日間入院した話(前編)

こんにちは、ユキッ先生です。

眠れない夜に、いろいろな思い出が頭を過りまして、noteに記録しておきたいなと。知人やTwitterフォロワーさんはリアルタイムでご存じの話題ですが、昨年11月、救急車で運ばれて5日間入院をした話を改めてまとめました。音声文字変換アプリを使って記事を書く実験をしたら、たちまちめっちゃ文字数が増えたので、前後編で構成します。

当時の子どもたちは2歳と4歳で、息子の出産の際に、1週間ほど娘と離れたことがありますが、息子にとっては、「おかあさんがいない夜」は完全に初めての経験でした。また、夫がワンオペで生活を回してくれた、貴重な機会になりました。

2020年在宅勤務中の夏~明けの秋は、体調を崩しやすかった

2021年9月、職場の在宅勤務が解除されて、毎日週5日出社の生活に戻りました。
在宅勤務だった夏の終盤頃から私は微妙に体調を崩しやすくなっていて、
ちょっと寝つきが悪い夜が増えたりだとか、あまり人に説明できない部分に炎症が頻発するなど、マイナートラブルを抱えていました。

それでも10月になると、毎日出社のライフスタイルにも慣れてきて、平常運転としてのハードな育児と仕事との両立生活を送っていました。

Covid-19 の影響はその頃若干全国的に落ち着いていたので、10月末から11月
初旬にかけては、飛行機に乗って、私の実家へ久しぶりに母子帰省などもしました。その後の頃の出来事です。

退社後、晩ごはんの準備中に急激な腹痛が

11月のある日、いつものように忙しく仕事を終えて二人のお迎えをし、 帰宅しました。早速帰宅後のタスクをこなし、子供達の晩御飯の準備を完了させ、次は大人の晩ごはん…とキッチンのコンロの前に立っている時のことです。

鈍い痛みをお腹の方に感じました。右側かな…。

しばらくやり過ごしていたら収まるかな、と思っていたのですが、断続的に痛みがやってきて、あれ? 立っていられないかも…と感じるほどにまでなりました。
子供たちの食事がちゃんと始まったのを見届けてから、「ごめんね、お腹痛いからちょっとこっちの部屋にいるね」と、扉越しに見守りながら、リビング兼寝室に布団を敷いて、横になることにしました。

「これはちょっといつもと違うぞ?」と予感し、 夫へのLINEで早く帰ってほしいと伝えました。

あらゆる可能性を自力でググること約1時間

時間は夜7時前後でしたが、夫の到着を待ちながら、スマホでこの時間から診察を受けられる場所があるかどうかというのを調べていました。 さすがに夜7時、近隣のクリニックは全滅。

区の急病診療所が夜10時から診察開始する、 ということはわかりました。
3時間ほど耐えて、急病診療所に徒歩で行くのか…。もし痛みがこれ以上強くなるようだったら、救急車を呼ぶ? そんなことを、横になりながら爆速で考えていました。

あ、救急車を呼ぶべきかどうかの相談窓口があるんだ、と思い出して、そちらのダイヤルに電話をしてみました。担当者に痛みの程度などを伝えると、まだそこまで緊急性はないと判断されたようで、近隣もしくは大きな病院に翌日罹るよう、案内されました。

【覚えておこう!】救急安心センター事業(#7119)

この時点では、「あれ、やっぱ盲腸じゃね?」と感じていたのですが、虫垂炎の体験談を読むと、いま自分が感じている痛みよりも遥かに激しそうに思えたので、やはり、少なくとも3時間は耐えよう…と考えていました。

そういえば、「胃検査のために飲んだバリウムが体内に残留して、 盲腸になった」というエピソードを何かで見かけたことがあったな。ちょうど1ヶ月ほど前に、職場の健診でバリウムを飲んでいたので、「その説が濃厚? だとしたらネタじゃねーか」という気もしておりました。

結局夫が救急車を呼んでくれました

痛みの方はというと、ブログで読む事例よりは弱いかもしれないけど、発生したときから改善する気配もなく、やはり波を繰り返しています。
帰宅して夫は、私の様子を見て、ある人に電話で相談をしてくれました。 

我が家がお世話になっている保険のおばちゃんです。いつも親身に家族の健康やライフプランについてアドバイスをくださる、私にとっても育児メンター的な頼れる女性なので、夫も藁をもすがる思いで連絡してみたのかもしれません。するとおばちゃん、「迷わずに救急車呼んでください」と即答してくださったそうです。保険のおばちゃんならではの損得の部分もあるのだろうけど、きっぱり背中を押してくれたのは良かった。

そして夫が119番に電話して10分ほどだったと思いますが、救急車が我が家の前に到着しました。
救急隊員のかたに、症状や経過について説明をしましたが、その時は何とか起き上がれる程度の痛みで、歩いて救急車に乗ることができました。

救急車には夫も子供達も乗り込んで、10分ほどで、近くの大きな総合病院に到着しました。子どもたちは人生初の救急車乗車ですが、さすがにおかあさんがしんどそうなので、キャッキャいうムードではその時はなかったです。

原因は「バリウム残留による虫垂炎」

運ばれた総合病院、実は娘を産んだ病院でもあり、私のカルテが残ってたんです。謎のご縁を感じました。

救急診療科で、様々な検査を受けました。もしかしたら婦人科系なのではないかとか。何か大きな病気が潜んでいるのではないかなど、あらゆる可能性を想定して、救急担当医と看護師さんが丁寧に対応してくださいました。
なかなか原因は突き止められなかったんですけども。

CTで体内を見たところ、やはり盲腸…正確には「虫垂」の部分になんかあるぞ!? ということが判明しました。
この時、夜の9時半です。家族は外の待合スペースでずっと結果が出るのを待っていて、普段入ることのない場所ではしゃぐわが子どもたちの声が聞こえました。

原因が分かったところで医師から診断と今後の処置について家族に説明があり、私はともかく一晩は入院して今後の詳細を決める段取りとなり、家族は一旦帰宅することになりました。時刻は夜11時前でした。

夜遅くまで病院に残ってもらって、父子も大変だったなあ。

一人でピカピカの個室に入院することに

ちなみに入院したのは、 たまたま大部屋に空きがなくて個室。
私が娘を出産した頃の病棟は相当に年季の入った建物で、夜間はちょっと怖い印象もあったくらいだったのが、最近移転して、とっても綺麗で立派な新しいビルに生まれ変わっていました。

このシチュエーションで、突然、ホテルのようなピカピカ個室に一人で滞在できるという、思ってもみなかった展開。子どもから解放されてゆっくり眠りたい…とは確かに考えたこと何度もあるよ、でも、こんなことってある?

(余談ですが、分娩入院時の大部屋の病室が「666号室」だったことを今でも覚えています…。)

入院 が決まった時点で、すぐに職場の関係者に連絡をしました。
「健康診断がきっかけで不健康になり、入院する」という突然の報告は、グループLINEで波紋を呼んでおりました。

というわけで、手術と入院、その間家族がどう暮らしていたかについては、後編で。

カバー写真 / 直前に帰省したときのひとコマ


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