目標を達成し続ける人になる(後編)
2023年4月、新学期ですね!
どんな変化がありましたか? 今年度はどんな年になりそうですか?
前編では、目標を達成するために、私が使っている考え方「船に乗る」をご紹介しました。
今回は目標を達成し続けるために持っておきたいマインドをお話しします。
目標を決めて達成する、ということは、今の自分とは違う自分になる、ということです。そのために必ず変化を伴います。この「変化」を楽しむことこそが、目標を達成し続けるために必要なマインドです。
今でこそ、私は周囲から「目標を達成したと思ったら、もう次の目標をたてている。そして達成し続ける人」とご評価いただいていますが、……実は、私は最初から変化を楽しめるタイプではありませんでした。
変化が怖かった10代
大学生時代、スポーツクラブのフロントのアルバイトをしていました。仕事に一通り慣れた時期、次の新人さんが入ってくるのが無性に嫌だったのを覚えています。当時、みんなすごくいい方ばかりで仲が良かったので、知らない人が入って関係性が変わっていくのが怖かったのでしょう。「この関係が、ずっと変わらなければいいのに」といつも思っていました。
現実はそんなわけにもいかず、先輩方で卒業していく方もいれば、新人さんが入ってくることもあります。
私が大学3年生になった時には、後輩も増えてきて、先輩として後輩に仕事を教えることが増えました。アルバイトとはいえ、社会で働きだして3年目。その頃から「変わらないものなんてないからこそ、変化を楽しめる人間になった方がラクだな」と考えるようになりました。
「自ら変化を仕掛ける」が必要になった20代
「変化を楽しめる人間」に憧れるようになった私は、大企業よりも、変化が多そうなベンチャー企業に就職しました。ただ、あまりに働きすぎて入社して3ヶ月で心身症になり退社することに……。
半年ほど引きこもった後、ヨガインストラクターとして独立したのですが、自ら動かなければ何も起きないことに気づきました。
スポーツクラブに問い合わせをしたり、webサイトを作ったり、地元の雑誌社に企画を持ち込んだり……さまざまな行動の結果、軌道に乗せることができました。自ら何もしなければ、自称ヨガインストラクターではあるものの、レッスンを1つも持っていない状態になっていたと思います。
必要性に駆られてではありますが、20代では「自ら仕掛ける変化」をたくさん経験しました。時代が変化するなかで、自分だけ現状維持を続けることは緩やかな下降だと考えるようにもなり、学びを続ける習慣も得ました。
変化に関する印象深かった瞬間は、25歳で入社した会社で3年ほど働いた頃。同僚とランチをしながら、ふと不安になった瞬間があります。
「私、毎日同じ生活を繰り返してる……同じ時間に起きて、同じ仕事内容をして、同じ仲間とランチを食べてまた同じ仕事に戻って、家に帰って寝る……これを次の3年も繰り返すんだろうか?」
その時、「この会社をやめよう」と決めました。
20代での経験が30代となった今でも様々な目標達成につながっています。
「変化を楽しむ」力がついた30代
30代、個人事業主である今の私は、自分で仕掛けた変化を楽しめるようになっています。
自分から変化を起こさないと何も起こらない=仕事にならないのが個人事業主。1年前とは全く違う人間関係のなかにいる、ということもよくあります。
一昨年2021年から今年2023年3月までを振り返ると、
個人事業主から国家資格の中小企業診断士に合格(挑戦を始めたのは2018年)
コーチングの資格をとってコーチングを提供
幼稚園の役員
女性起業家向けオンラインコミュニティを主催
webマーケティングやSDGsのセミナーを開催
フルマラソンに挑戦
有料noteを始めてみる
これらは、目的地を決めて船を自分で作り、自ら船長として乗り込んだ出来事ばかりです。お仕事のご依頼をいただくこともありますが、上記は全て目的地を決めるところから。
目標を決めて、それを達成することは、前向きな変化を自ら起こす、仕掛ける、ということです。
怖い変化と楽しい変化を認識し、楽しい変化を増やす
こうして、私の過去を「変化」という視点で見ていくと、変化には2種類あるなと気づきます。
1つは、受け身の変化です。自分ではコントロールできない変化です。職場にどんな人が入ってくるか、などはコントロールできません。
もう1つの変化は、自ら仕掛ける変化です。この2つは、同じ「変化」ですが、感じ方が大きく異なります。
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