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妖怪きなこ爺
2021年2月9日 02:21
19歳、このまま何もない人生が漠然と続いてくことに焦燥を覚えていた。自分とは一体なんだろうか。好きな子と同棲生活を送っていた。仕事もそれなりにしていた。仕事終わりにスーパーに立ち寄り、彼女と夕ご飯の買い出しをしている時に、自分の人生にしてはうまくいってるな。幸せだなぁ、とふと思ったりもした。朝起きて、肉体労働に励み、夕方に帰り、ご飯を食べて眠る。欲しいものもあまりなかった。やりたい事なんて