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YAKITORI

焼き鳥が好きだ。
小さい頃から串焼きは好きだったが、大人になって鳥貴族を知り、そのコスパの良さに感動した。自分はつくづく酒飲みなんだと思う。

小さい頃、スーパーの前に屋台が出ていた。たまーーーーに買ってもらうことがあったが、そんな時はご馳走に思えた。

大学生になり、焼き鳥屋で飲み会を体験すると、こんなに幸せなことがあってもいいのだろうかと思った。

大人になってから、鳥貴族を知り、似たようなパフォーマンスの焼き鳥屋を知り、一人でも飲みにいくようになった。
一人で思う存分食べながら、ビールを飲む時間は至福だった。
ちなみに、焼き鳥はなんでも好きだが、レバーやハツが好きだ。

強み発掘や自分の好きなことに従うことに取り組み始めた頃、中目黒で気になっていた焼き鳥屋に行ってみた。普段行くようなチェーン店とは違いちゃんとしたお店だった。
「備長炭のお店です」と張り紙がしてあり、ネタの鮮度や焼き加減も含めて最高だった。普段より相場が高いお店ではあったので、串盛りとビール一杯で切り上げた。
巷には一人一万円の焼き鳥屋もあるらしい。機会があれば行って見なくはないが、あまりそそられはしない。

それよりも、そこそこの値段でこんなに美味しいのか!という驚きを経験したい。

そんな焼き鳥探求者が新たに見つけた店は、渋谷道玄坂の「鳥升」だった。

安い。まず瓶ビールの大瓶で690円。グラスでちびちび飲めば十分だ。あとは食べたいものを食べたいだけ串で頼んで、晩酌を楽しめば、3人で3690円。驚いた。一人前の値段ではないかと目を疑った。すごく良い時間を過ごせた。

たまにどうしても食べたくなる焼き鳥。こういう焼き鳥屋のことがどれくらい好きなのか、どれくらいの頻度で通いたいのかなどはまだわからないけれど、1つの極致に触れた、そんな体験だった。

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