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2024.2.1 夜_夢

①忍者村という忍者の住む村には忍者修行をするための学校があった。
みんな、忍者の修行に励みながら、友情や恋愛にも興味を持ち、その悩みや噂でいつも教室はにぎやかだった。
そしてその隣には洋風な建物に忍者村にいる人たちとは真逆の「洋」な人たちが住み、暮らしているおしゃれな街があり、そこにも学校が存在していた。
ある日、その街の学校に悲鳴と警鐘が鳴り響く。外は雨。何かに逃げ惑う子供たちの足元を不気味な顔の車輪がついた小さなおもちゃが器用に通り過ぎていく。
そしてそのまま深い森に入り、おもちゃは忍者村へと消えていったのだった。

②ある5人組の超絶人気の男性アイドルグループに新メンバーが加入。
既存の5人にはそれぞれイメージカラーが存在していて、ライブの最後には自分のイメージカラーの風船をファンに投げ渡すというのがこのグループの恒例になっていた。新しいメンバーの1人にもイメージカラーが決められていたが、既存のメンバーに緑(グリーン)のイメージカラーを持つメンバーがいるにも関わらず、新メンバーのイメージカラーは深緑(ふかみどり:ダークグリーン)色で、かなりわかりづらいことからファンの不満は一層高まっていた。それを敏感に感じているのは新メンバーに選ばれたメンバーだった。
「きっと僕にファンはいないだろう」と深緑色の風船を投げるのに躊躇して、精一杯の笑顔でファンに手をふりまわるだけにしてライブを終えようとしていたところ、別のメンバーにファン代表の人が「あの端っこの席に座っている子、深緑の風船欲しがってたわよ、ちゃんと風船投げるように指示しときなさいよ」と告げ口をする。ずっと新メンバーの気持ちを察して力になりたいと思っていたメンバーたち。すぐに新メンバーにかけよって「みて、あそこ!君に向けたうちわじゃない?風船あげてあげたら?」と耳打ちをする。それを言われて視線を端に移す新メンバー。そこには自信なさげに深緑色の手作りうちわを持つ女の子がいた。
すぐに近くへ行き、風船をそのファンめがけて投げると彼女はすぐに気づいて風船をキャッチして新メンバーを涙目で見つめる。新メンバーは心からの笑顔で「応援ありがとう!」と叫ぶ。するとその風船を受け取ったファンの一帯から歓声があがる。聞いたことのない歓声に驚きと喜びが押し寄せる新メンバーに緑のメンバーが声をかける。
「ねぇ気づいてる?あそこにも君のファンがいるよ」
そういわれて緑のメンバーが指す方を見ると、小さな子供とその子の母親とみられる子が手を振っていた。小さな子供は精一杯に小さな両手を広げてアピールしているようだった。その子はなぜか深緑色のカッパをきていた。
その子のいる席に近づいて、今度は手渡せる距離だったので手渡しで深緑色の風船をその子に手渡すと風船をすり抜けて小さい子が深緑のメンバーの胸に飛び込んだ。「大好き!応援してる!」という子供。母親は謝りながら急いで子供を剥ぎ取るようにして席に戻す。「すみません、この子がどうしてもライブに行きたいって言って聞かなくて。お兄さんを好きになるまで一言も話さない子だったので、親バカで来てしまったんですけど、すごく素敵なライブでした。これからも頑張ってください!」と声をかけられる。隣には風船をもらってご満悦な子供。
「ありがとうございます!」爽やかに笑う深緑のメンバー。その一部始終を近くで見ていたファンは「やっぱりイケメンとお子様のたわむれは癒しですなー」「深緑、好青年すぎて尊い」とざわめく。
このライブをきっかけに自信を持てるようになった新メンバーなのでした。


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【補足】
なんか忍者村の前にも、不気味な世界観の学校のお話的な夢を見ていたような気がしていたんだけども割愛。
忍者村の映像は忍たま乱太郎的な絵柄で、洋な街は実写的な映像だった。
小さなおもちゃはチャイルドプレイのおもちゃみたいな感じ。
アイドルの夢の子供の部分で急に客席が鴨川シーワールドとかのシャチとかイルカのショーみるとこみたいな座席になっていた。

by🕊

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