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宝石物語 〜圧倒的な輝きを放つ宝石「ダイヤモンド」〜

地中深くからマグマにのって地表に現れる “宝石” (鉱物)は、地球からの贈り物。
この小さな結晶には、たくさんの愛と宇宙の叡智が詰まっています。

そんな宝石の特徴をまとめた「宝石物語」の、今回はダイヤモンド編です。

パワーストーン効果は、その石とそれを持つ人との相性や関係性によって作られていくもの。
そのため、こちらににまとめた内容は、一般的な特徴としてお楽しみください♪


圧倒的な輝きを放つ「ダイヤモンド」

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ダイヤモンドは4月の誕生石で、和名は「金剛石」。
石言葉は、清純無垢・純潔・永遠の絆

この石言葉は、婚約指輪にダイヤモンドが多く選ばれている理由の一つでもあります。


ダイヤモンドの語源は、ギリシャ語で「征服できないもの」という意味の「adamas(アダマス)」だとされています。

その頃のダイヤモンドは、戦場にいく兵士のお守りとして重宝されていました。
中世の騎士がお守りにしていたダイヤモンドを2つに割り片方を恋人にあげたことが、婚約指輪にダイヤモンドを贈るようになったもう一つの理由と言われています。


炭素単体でできている安定した構造により、地球上に存在する鉱物の中でもっとも硬い石であり、古来より永久不滅の宝石と称されてきました。
自身が完全体であることを指し示すかのように、圧倒的な強さと、微動だにしない高い精神性。ネガティヴとポジティヴを同等に保ち、全てを超越したエネルギーを放っています。


●ダイヤモンドを持つことで得られる効果

ダイヤモンドが放つ光は、全てを明らかにし、内にあるものを外へ表出させて外にあるものを内にも見つけ出します。
マイナスの波動をプラスへと変換する効果があり、邪氣を跳ね除けて負の氣から身を守ってくれます。

また、不屈の精神やメンタルを強化してくれるので、信念を持って目標に突き進むときにあなたを強力にサポートし、眠っている才能を開花させて、潜在能力向上へと導きます。
他を寄せ付けない「純粋無垢」な高い透明度と真の輝きは、ネガティヴな感情やストレスをキレイに浄化してくれるでしょう。

ダイヤモンドの原石は八面体。これは、天と地のエネルギーを統合する理想的なカタチであり、強力な活性化作用と、未来を切り拓いてゆく力や、カリスマ性を与えます。


●ダイヤモンドの4C

ダイヤモンドの品質は、カット(輝き)、カラー(色)、クラリティ(透明度)、カラット(大きさ)の4つのCで決まります。

その中で、ダイヤモンドの輝きを大きく左右するのはカットです。
58面体のラウンドブリリアントカットのみに評価がされており、ダイヤモンドの輝きを最大限に引き出すように、反射と屈折が綿密に計算されています。

カラーは無色に近い色合いほどグレードが高く、完全な無色透明のダイヤモンドは希少性が高いものになります。

クラリティは、傷やインクルージョンと言われる内包物があると透明度が下がるため、その大きさや数、位置によって評価されます。

カラットはダイヤモンドの重さを表す単位で、1カラット=0.2グラム。大きいものほど希少価値が上がります。

一般的には無色透明なものほど高品質とされていますが、実際にはイエローやブラウンなど様々な色がついています。
その中で、天然のピンクダイヤモンドやブルーダイヤモンドは、希少性の高さとその美しさから高値が付けられます。



【紛争ダイヤモンド】

ダイヤモンドの産出量上位の国は、ロシア(ヨーロッパ)・ボツワナ(アフリカ)・コンゴ(アフリカ)です。

その中で、一部のダイヤモンドが “紛争ダイヤモンド””ブラッドダイヤモンド(血塗られたダイヤモンド)” と呼ばれているのをご存知でしょうか。

これはダイヤモンドがアフリカなど発展途上国で多く採掘されることに関係しています。
内戦などの紛争地域では、罪のない人々に過酷な労働が強いられ、そうして産出されたダイヤモンドが先進国に売られて戦争の資金となるのです。
その結果紛争が長期化するという、負のスパイラルに陥っていました。

こうした負の連鎖を断ち切るために「キンバリープロセス認証制度」が2002年に採択されました。
これは、紛争ダイヤモンドではないと証明されたタイヤモンドだけを市場に流通させようという試みです。
これには日本も参加しており、キンバリープロセスの認証がないダイヤモンドの輸出入は禁止されています。
まだ完全に無くなったとはいえないようですが、この制度が果たした役割は大きいといえます。

このような社会問題はダイヤモンドに限らず様々なモノを介して世界中で起こっています。
そういった事実に、先進国のわたしたちがしっかりと目を向けることが大切です。


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