マガジンのカバー画像

coffee time

7
心が愉快になれること、ひかれた記事、気になる美術。自由気ままなひと時 にCoffee を飲みながら。
運営しているクリエイター

記事一覧

いつ晴れるのかな?

雨続きにはニャン達もテンション低め? 雨の日も晴れの日も楽しい日々を送りたい。

等身大の 《南薫造 展》

「明後日までの招待券があるけど、行きますか?」 「もちろんです!」と東京ステーションギャラリーに行って来ました。 没後70年《南薫造展》。 全く知らないお名前。日本の芸術界は私にとって未知の世界です。 はじめまして、南薫造さま。 明治末から昭和にかけて、官展の中心作家として活躍した南薫造氏(1883-1950年)。東京美術学校卒業後、イギリスなどに留学。帰国後は水彩画、油彩画そして木版画まで多くの作品を残され、母校の教授も勤めていたのですね。 今日は私が印象に残った作品

鑑賞者が創り出す絵画の空間

美術鑑賞にどっぷりハマっているが、制作という面からは全く関われないアートの世界。これからの人生で、私は芸術とどのように関わっていけるのか。 そんな問いを持って、たまたま古本屋さんで購入した冊子『芸術学の基礎』。 前回まで[映画]に見る【美学】、[音楽]に流れる時間について考えてきましたが、今回は 空間という概念を[絵画]作品から明らかにする試みです。 ********** “土地の広さを基準にして税金を課す” という必要から、空間上の長さの単位が公式に生み出されたそうで

PlantsCalendarのカードが店頭に並びました。

なにかを続けていくには、自分っていうものを脇に置いたところに、ひとつ強い思いがないとなかなか難しい。 なんでもない日の始まりが、ちょっとだけ穏やかなものになったらいい、ずいぶん前になるけれど、PlantsCalendarをつくり続けた一年は、そんなことを思いました。 植物で彩られた一年366種類の数字たち。 四季の流れを感じられるよう、毎日ひとつずつアトリエ近くの野山で摘んだ草花でつくりました。 昨日より、液晶画面ではなく手で触れご覧いただける形になりました。 とて

眠るオルゴール

原点回帰のフィニッシュ。サントリー美術館

生活の中の美。 それは、生活をしていてふと"美しさ"に気付くこと。 それは、生活という風景に"美"があること。 飲料メーカーとして有名なサントリーグループが手がけるサントリー美術館は、開館以来ずっと「生活の中の美」を基本テーマとして発信してきた。それは1961年に丸の内でオープンし、赤坂見附への移転、六本木への再移転を経ても変わらない。 東京都・六本木の東京ミッドタウンに移転して以来、初の大改修を終えてリニューアルオープン記念に開かれた3つの企画展。そのうち、最後を飾る展