大学サッカーへの未練

後悔してももう遅い。
ただ、このまま大学サッカーへの未練を残して学生生活を終えるのかと思うと胸がざわめく。

私は選手でもなければマネージャーでもない。
そもそも体育会サッカー部に所属さえしていないごく普通の女子大生である。

私が大学サッカーに出会ったのは3回生になる前の春休み終盤。
そこからわずか二ヶ月ほどで沼にハマりきったことはさておき、
その頃にはもう手遅れであった。

「なんとしても大学サッカーに関わってみたい」

それだけの好奇心でまずは応援する関大サッカー部について調べた。
部活動である。お遊びのサークル活動とは話が違う。
当たり前に関大生であることが最低条件だった。

それからというもののフォローしているSNSアカウントでMG・TRの募集を見かけるたびに辛い。

仕方がない。次を当たる。

関西学生サッカーリーグ連盟の準幹事である。
こちらは学生であれば基本誰でも応募できた。

兵庫県に住むが土日の休みを献上して、大阪や京都の運営に当たることはもちろん可能である。
時間が余ればバイトを入れ収入を得ていたが、もちろん無償で仕事をこなすことも可能である。

それほどの熱量を持って大学サッカーの魅力に魅せられているのである。

だがしかし！！
1回生・2回生のみの募集であった。
辛い。辛すぎる。

そして、私はただのファンAとして大学サッカーを応援することしかできない運命を受け入れるしかなかった。

でも正直まだ未練が残る。
選手でなくても、MG・TR、幹事、記者などあらゆる方面で大学サッカーに携わることが可能であるのにも関わらず私には何もできない。
もどかしい感情だけがぐるぐる残る。

来世では、絶対に携わってやる。という気持ちだけが強くなる。