オタクが将来についての不安を話すだけ

私は物心着いた頃にはオタクだった気がする。
アニメに夢中になったり、アイドルに夢中になったり、様々なジャンルを渡り歩いた。
その20数年、推しがいなかった時期は無いに等しい。
高校を卒業して、就職してより一層私の推し活は加速した。
住んでいる所が地方だったこともあり、学生時代は指をくわえて見ていることしか出来なかった時代が長く、その反動もあったのだろう。
社会人になった私はとにかく欲しいものは手に入れるし、行きたい場所には行くオタクになった。
月に1度東京を訪れることも珍しくはなかったし、グッズを積むことにも躊躇はなかった。

だけど、就職して8年。
働いて貯めたお金は0。
それどころか、親が貯めてくれていた300万の貯金はほぼ全て使い果たした。
思い出と引き換えに私はお金を失った。
もちろん、悪いことばかりではなかったし、後悔はしてない。

でも、将来は不安なのだ。
この歳まで生きますよ〜と神かなにかのお告げがあれば宵越しの銭は持たない主義なので計画を立てて使えるのだが、現実はそうはいかない。
いつ何が起きるのか分からないこの世の中で、ましてや高い社会保険料を払わされているはずなのに、私たちには返って来ないといわれているこの世の中で、将来を歩むしかない。
頭では理解できる。
でも、このどうしようも無い本能のオタクはあれば使ってしまうのだ。
情けないと言われるだろう、甲斐性がないと言われるだろう。
ほんとにその通りだ。

だが、推しがないければ死んだも同然なのだ。
何に生きるを見い出せばいい?
全く0にしなくても支出を減らせばいいと言われるだろう。
ほんとにその通りだ、たが、1度ついた高いハードルは中々下げれるものではない。
私は毎月のクレカの決定金額と給与明細をみてため息をつく。

辞めたいのに辞めれないのに生きていかなければならない。
そのどうしようも無いジレンマは年齢で収まるのだろうか。
もう、私は私が分からない。
日々の不安を吐き出せて少し気が楽になった。
もし、ここまで読んでくれた方が居たらありがとう。
次のノートは楽しい推しの話でもしようかなと思う。


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