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56/100『太れば世界が終わると思った』キム・アンジェラ/高原美絵子・西野明奈訳


17年におよぶ摂食障害と向き合い
自分の心を見つめ直した韓国人女性の記録。

この本で
プロアナという言葉を初めて知った。
プロアナとは 拒食症を支持する行為を指すそうで 韓国の10代20代の一部の若い人たちの間で流行っているらしい。
整形大国といわれる韓国は 
美意識の高い人が多いという印象があるし 体型にもやっぱり厳しい人が多いのかなぁなどと思った。
最近目にする韓国のアイドルのスタイルの良さは
同じ東洋人なのかと驚かされる。
日本の若者の憧れにもなっていますよね。
って 若い人と接する機会がないから
実際のところはわからないけど
そういう印象を受ける。
そう考えると
日本の若者にもプロアナ思考みたいな
ものが流行っていたりするんだろうか?

私は低身長でぽっちゃりしているので
それが美の象徴みたいになる日がこないかしらと密かに思っている。(のんきかよ)

私は摂食障害の経験はないけど
心の病気とは
もう10年以上付き合っている。
強迫性障害から今は 不安障害。
今は そこまで酷くはないけど
初期の頃
自分がまさか心の病気とは
思わず 内科を何軒かまわって検査を受けても異常はみられず でも不調は続き
不安でいっぱいだった日々のことを
思い出した。
でも無駄ではなかったと思う。
私は病気になる前より今のほうが
少し人を思いやることができる
人間になったから。
だからって なって良かったとは
まったく思えないけどね。



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