子育て支援センターの貼り紙を見て考えたこと
「子供に対して大声で怒ることで、その場は親の言うことを聞くかもしれないが、信頼関係を築きにくくなり、大事なときに相談できる相手として見なされなくなる」
正確な文章ではないが、そういった主旨のことが書かれている貼り紙を見つけた。
これを読んだとき、自分の母親のことを思い出した。母は、怒鳴りつけて子どもに言うことを聞かせる感じだった。
父は子育てにノータッチ、1人で家事育児仕事をやっていたように見える。わたしは祖父母と同居していたので、母よりも祖父母といる時間の方が長かったような気がする。
母だって、怒鳴りたくて怒鳴っているわけではなかったと思うが、つい最近、「子どもは親の言うことを聞いて当たり前」みたいな発言をしていたので、子どもは支配する存在だと思ってこれまで生きてきたのかもしれない。
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そんな母のもとで育ったので、自分がもし母親になったら、どんなふうに子どもを叱ったらいいんだろうかと悩んでいた。
色々な育児書やエッセイなどを読むうちに、「子どもは所有物ではない」ということを理解した。
子どもは自分とは別の人間。子どもの成長を見守るスタンスでいようと決めた。
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しかし、現実はそんなに甘くない。
イヤイヤ真っ盛りの息子と一緒にいると、こちらの口調がついキツくなってしまうことも少なくない。
その度に反省し、次から気を付けようと思うが、数日後にはまた…という繰り返しである。
自分が育ってきた環境のせいにするのは簡単だ。私はそれが嫌だ。つい口調が強くなる自分を変えたい。
口から言葉が出る前に、深呼吸する癖をつけよう。言われたら息子がどんな気持ちになるか考えてみよう。
毎日成長する息子を見習って、私も成長しよう。
出来たら褒める、息子も自分も。
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