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バリより祈りを込めて

どうも~、ヨシサキです。

先週、インドネシアに赴任後初めて国内旅行をしてきました。

行先は・・・そう・・・



バリ!!!!


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どーん。

いいでしょー。海外旅行のできない日本の皆さんうらやましいでしょー。

・・・という感じで本当はバリの映える写真を出しまくって、めちゃくちゃ楽しかったアピールしたかったんです。

いや、実際楽しかったですよ?何よりリフレッシュすることができました。ホテルではテラスで田園風景を眺めながら朝食を食べ、スパでは極上マッサージを堪能し、旅の終わりには波の音を聞きながらひたすらぼーっとしてました。

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でも、正直なところ100%旅行を楽しめなかった自分がいました。それは、あまりにもバリが閑散としていたからです。

赴任後の国内旅行は初めてでしたが、バリ自体には10年前、母と旅行しに来たことがありました。日本人はもちろん、世界中から観光客が来ていて、ウブドにはたくさんのブティックやお土産屋さんが並んでいて、夜には伝統舞踊のパフォーマンスを楽しみました。

でも、今のバリの景色は、私の記憶のそれとはあまりにもかけ離れていました。

ウブドのお店は半分以上閉まっていて、観光客はほとんどいません。

コーヒー農園に行っても女性旅行客に人気のカゴバックのお店に行っても、お客さんは私一人だけ。

スパも、以前は予約のとりづらかった超人気店でも当日で入れてしまい、しかも軒並み値下げ合戦。ちなみに私が行ったところは1時間400円でした(もちろん腕は抜群)。

ウブドを散策していて一番繁盛していたのは銀行でした。どこの銀行にもたくさんのバイクが止まっていました。たまたまだったのかもしれませんが、みんな生活資金や運転資金を借りながら何とかやりくりしているのではないか、と想像してしまいました。

これまで旅行をしていて、人が多すぎて辟易としたことは何度もありましたが、人が少なすぎて悲しい気持ちになったのは初めてでした。それぐらい今のバリはさびしかったです。

コロナ禍になってから、医療・感染対策優先か経済優先かという議論がしばしば巻き起こっています。私はあまりコロナ禍の影響を受けない企業で働いているため、どちらかというと医療優先の考えが強いと感じています。でも観光業が経済の大部分を占めるバリについては、ゼロサムではなくてその中間点を模索しないと、本当に立ち直れなくなっちゃうのではないか。それくらい心配になる状況でした。

一旅行客にできることなんて限られているけど、外国人旅行客がバリに来られる日まで、バリに賑わいが戻る日まで、自分なりに応援したいと思います。

それでは、sampai jumpa lagi~

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