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#8 新しい家族

いつもどおり仕事を終えて帰宅すると、なぜか玄関にソファ。バネがイカれて、ソファを買い替えたのかと思ったら....

リビングのソファのあった場所に、わんこがおりました。


昔、雑種の白い犬を飼っておりました。SoftBankのお父さん犬みたいに綺麗な感じではなくて、片方の目は病気か何かで炎症していたし、鼻が黒ではなくピンクなので豚みたい...それでも、私が2~3歳のころに近所で、体長20センチくらいの生まれたてホヤホヤのを見つけてきた記憶。

なんで飼うことになったのかは覚えていないんだけれど、ちいさなダンボールの箱のなかで牛乳をペロペロなめている情景が今でもはっきり思い出せる。当時話題のアニメといえば、クレヨンしんちゃん。そこに出てくるシロと同じ名前にしました。

私と成長をともにしてきたから、小学校5年のときに亡くなった時は、親に「お墓にいれてください!」って頼んだっけな。寒い冬の日、体を丸めて眠るように亡くなっていました。


その後、父親が知り合いから譲り受けたシェットランド・シープドッグを飼っていたことがあります。毛並みがふさふさのおしゃれな犬でした。

シロの件で亡くなるのは嫌だったから、あまり気乗りしなかったけど、本当に写真うつりのいい犬でした。でも、割りとガサツに育てておりまして、散歩はあまりしないし、触ったりもあまりなかったかな。大きいので怖かった。

亡くなった時は、あまり覚えていない。避けるように避けるようにしていたからなのかな。もらってきた張本人の父親は、「あいつしかいうこと聞かないしな」と話していた。大事に思ってたんだね。


失った苦しみがあると、完全に蓋をしてしまう傾向がある。


生き物の死に限ったことではないんだけれど、二度と失いたくない気持ちが大きい。シェットランド・シープドッグの時は、失う気持ちを避けたくて、ふれあいも少なかったんだ。でも、失う辛さを感じられるって、人としての運命なんだろう。今ある生命を大切にするための。


出会ったからには、仲良くしようね。

でも、ウンコの回数多すぎます。寝不足です。

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