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令和2年宅建試験レポ~コロナ禍の中駆け抜けた半年間~試験編

前回に引き続き、去年(令和2年度)宅建試験のお話でもしようかと。

10月のこの時期になると、去年、一昨年のことを思い出します。

「あぁ・・・この時期がやってきた」んだな、と。
去年桜咲かせた、宅建試験のお話です。

今、なにも頑張ってないな・・・って悩んだ時、過去に頑張った宅建試験の話を思い出して自分を奮い立たしています。

去年、約334時間の勉強時間を通じて宅建試験に向けて準備をしてきました。
例年と違って「民法改正」「新型コロナ」に振り回された年でしたが、どんな感じで試験を行ってきたか、お話してみます。

懐かしの駅!!

前々回のブログで触れたとおり、会場は高校受験で合格した私立高校。
会場の隣の隣が通っていた高校でしたので、最寄り駅に着くやら緊張と懐かしさで涙が出そうになりました。笑
この駅利用するの、多分高校卒業以来です。

そして、少し早めのお昼を食べようとマックに立ち寄ったら(ここのマックは当時あまりいきませんでしたが。。)、宅建受験生らしき人でいっぱい!!

サクッとご飯を食べて、通学路を通って会場へ。

「そういや会場の周辺、高校時代のマラソン大会の練習で走ったな・・・懐かしい・・・」

なんてことも急に思い出したりしました。

コロナ対策含めた、試験前の各種手続き

「試験頑張ってください~!!」
と、何名か予備校の先生方がチラシを配っていましたが、これは昨年のお話。
今年は新型コロナの影響か、場所が田舎だからなのか分かりませんが、1社しか見かけませんでした。

ちなみにこの資料には、近年の法改正や、出題される可能性が高いと思われる問題文統計等が載っています。更に言うと、不合格者への来年度のセールスも兼ねてるそうです。

会場に着いたらまず検温。SNSを見る限り、検温については実施していた会場とそうではない会場と分かれていたようです。

そして、アルコール消毒をして中に入る。。。スリッパ持参でしたが、忘れた人用に靴を覆うビニールが配られていました。

忘れてはいけない住所変更

試験申し込み後に引っ越しをしたので、住所変更の手続きが必要だったのです。

試験員さんが教室に来るのを待ち、データ修正表を受け取り、記入して提出。
データ修正表は特段指定はありませんでしたが、鉛筆で書くみたいです。

「早く試験員さん来ないかな~住所変更忘れそう。」
12時半から説明がはじまるのに対し、その10分前くらいに試験員さんは来ました。

試験のスタート

「では、始めてください。」

一斉に紙を開く音がする中、

・自ら貸借
・業者間
・ケアレスミス

と、表紙に大きく書いて、深呼吸してから問題スタート。

昨年や模試と同じく、

問48(統計)

問26~50(宅建業法・5問免除)

問15~25(法令・税)

問11~14(民法の特別法)

問1~10(権利関係の判決文以外)

判決文

の順番で問題を解きはじめました。

奇問ぞろい?!令和2年10月の試験問題は?

あくまで私見ですが、民法がかなりの強敵でした。
改正点だけではなく、改正影響しないところや重要度低いところまでさらっと見ておくべきでしたが、「常識的に考えてこれってどうなの?」と、一般常識の問題と勝手に割り切って解いていました。

更に、家賃の減額とか、コロナ禍を彷彿させるかのような問題もちらほら。。
建築基準法で出た「映画館」は、ソーシャルディスタンス関係で話題になったから?等々・・・

そして、今年インパクトに最も残ったのは、錯誤の問題の「贋作」。
吉野先生が動画で解説していたのもあって、すぐ用語の意味が理解できました。

価値ある品の偽物のなかでも美術品や骨董品の偽物をさすときに使う言葉
https://goto-man.com/faq/post-11005/

そして贋作と言えば、どうぶつの森のつねきち!!壺とか絵画とか大量の贋作売ってるもんね!!(笑)

「問題作った人絶対あつ森やってるでしょ~」と、思ったら少しリラックスできました。笑
あつ森ユーザーとしては、錯誤を覚えてなくても、売る側をつねきちに例えたら簡単な問題でした。

法令・税は一部難しかったものの過去問15年分解いてればOKなレベル(10年分しか完璧にしてなかった人)。

宅建業法はひっかけ多かったのと個数問題が減っていました。
5問免除、統計はみやざき先生の動画を見ていれば解けるレベル。土地・・・「住民の意見」って。住民・・・あつ森・・・?笑

民法がかなりの強敵でした

民法があまりにも難しすぎて、一般常識と勝手に置き換えて解いたものの全てマークシート埋めた時点で残り45分。

特定の番号が続くことに不安を感じ、宅建業法と民法の特別法だけ見直し・・・というか再度解いてみようと考え、その結果、4問直しました(そのうち2問が借地借家法)。

答えを直した時点で残り10分。疲れ切ってたのと、民法の難しさが頭から離れなくてしばらくぼーっとしてたら試験終了。

最後に直したの、本当によかったのかな?
しかも、問題用紙に直した方の答え書いたっけな?
更に民法難しすぎる・・・改正点以外もきちんと勉強しとくべきだった。

帰り道で私は「不合格」を覚悟しました。

少し自信が持てた瞬間

試験の帰り、高校時代によく友達と行っていたショッピングモールのフードコートで休憩していました。

本来、自己採点する予定はありませんでしたが、最寄り路線の電車が運転見合わせになってしまい、駅はおそらく密・・・
ってことで、急遽自己採点。

資格の学校の大原さんやユーキャンさんがTwitterで随時あげてくださるのを拾ったり、総合資格学院さんはフォームに解答番号入力するとメールで点数を教えてくださるサービスを提供していました。

40点超えてる・・・散々模試で頭打ちになっていた業法は17点・・・
え、まじ!?実感が湧かない。。

その後、総合資格学院さんから来たメールも42点でした・・・

しかし、ここで問題が。
宅建と民法の特別編を見直しして4カ所ほど答えを書き直しましたが、そこを問題用紙に転記したか、記憶がない、、

仮に42点から-4点でも38点ですが、39点を合格予想ラインにしている先生方もいらっしゃったので、正式に合否が分かるまで不安です。

ただし、みやざき先生など、いろんな先生が「42点は安心してください」と言っているのを聞いて、断定ではありますが安心しました。

12月2日、運命の日。

あれから時は経って12月2日(水)。

合否がはっきりするのは午前9時半でしたが、住宅新報社のTwitterで午前0時に合格点と合格率は判明します。

朝起きてびっくり・・・LINEの宅建オープンチャットもかなりにぎわっていました。

38点ですって!!
直した問題写し忘れ+万が一のケアレスミスで、点数発表されても安心できない自分がいました。
更には、時間が近づくにつれて胃が痛くなる・・・。

結果は、仕事中にチェックしました。
仕事しなさいよwと自己ツッコミを入れながらも、宅建強制の弊社で合否発表を確認しました。

受験した都道府県を選び、受験番号の最初の4ケタを選び・・・

「はあ~受かった~~~」

自分の受験番号を見つけた瞬間に安心しきって無意識に声が出ました。
周囲にいた人も、無意識に出た私の声を聞いて「おめでとう」を言ってくださりました。

仕事の合間に、宅建の話していた人に報告をしに行ったりと。

これで、「会社強制」という肩の荷が下りました。

会社から帰宅すると、1枚の不在票が集合ポストに入っていました。

「不動産適性取引推進機構」からのお届け物の旨、書いてありました。
書いた配達員さん大変だっただろうな、、、

翌日在宅勤務だったので、再配達を翌日の午前中に依頼し、無事に手元に届きました。

努力は必ず報われるとは限らないが・・・

努力し続けた人が必ず報われる。

ってことで、この時点では試験に合格しただけです。これから登録実務講習でバタバタしたり、予想外にお金かかったり(後で戻ってくる)と、ここからがスタートな気がします!!

苦節1年半、コロナ禍含めて色々なことがあって、勉強も挫折しそうになりましたが、この1年半は無駄じゃない、素敵なひと時を過ごさせてもらったな、と思います。

宅建、宅建で関わった皆さん、応援して下さった皆さんが私は大好きです!
参考書もありがとう!

~by 令和2年10月の自分より~

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