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週報。インプットのパッチワーク

先週、映画『アバウトタイム』を観た帰りにKALDIに立ち寄った。オリーブオイルを切らしていたので補充したくて。そこで偶然手に取ったトマト缶(ヘッダー画像下段真ん中)が本当にベストマッチ。

ガチャを回し、飯を食い、技術イベントへ行くエンジニア然とした日常の中でちょっとした良いものを取り込み続けていきたい。


ノスタルジー

中学の頃はデュエルマスターズにハマっていて。私だけではなくて周りの皆もそうだった。だから近所のデパートでは大会が開催されていて、「強い人と戦いたい」みたいな純粋な気持ちで遊びに行った。

その日の大会には中学の後輩、名前を覚えてないのでAくんとしよう、が出ていて、当時は最強デッキのリーフヴァルボーグを使っていた。Aくんのプレイは凄まじく、必ず2ターン目にアストラルリーフ、そして4ターン目にはヴァルボーグを出していた。彼のシャッフルはなんだか独特で、後から考えて見るとアレは積み込みだったのだなぁ、
と。公式のジャッジが居ないような草大会にあるあるの思い出ではないだろうか。

そーいう思い出を喚起してくれたのがInscryptionであったし、鏡のマジョリティアである。

先週中に終わらせてまとめ感想にしたかったのだが、思ってたよりも手こずっている。この世界観に浸ってられる時間が伸びるのは好都合だが。

遊びにおける進捗のフィードバックは『7 Days End with you』のようなテキスト読解による知識の蓄積による攻略。キャラクター達がくれるイメージのフィードバックは結果的に『Inscryption』に似ている。『カードゲームが好きな人達』である。

テーマが『カードゲーム』で想起するのはシャドウバースやマスターデュエルのようなDCG、あるいはSlay the spireのようなローグライクデッキ構築ジャンルのゲームがメジャーではなかろうか。鏡のマジョリティアはどちらでもなくて”TCGの手順をインタラクションとしたアドベンチャーゲーム”だ。そこがInscryptionに似ていると感じた理由。

ストーリーは恐らく終盤まで到達している。公称のプレイ時間が8~10時間なので。今、私はコロコロのホビー漫画の波動を一身に受けており気持ちが良い。このままウイニングランと行くかどんでん返しが来るか。

現時点で言えるのは「鏡のマジョリティアは学生時代にカードゲームの思い出がある人にオススメできます」というところである。

パッチワークを昇華するまで

先週末は珍しくエンジニアらしいことをしており、技術イベントに行っていた。お仕事で使っているプログラミング言語がKotlinなのでその世界を広げようかと。

とは言え生まれてこのかたイベント参加レポなど書いたことが無くずるずるとここに書いている。そもそも書くならQiita辺りでしょ、と思いながら。

下記↓の発表が今回観た中で最も刺さった。
システム運用で出会う例外を以下の4象限に分類して監視の手段や要否の切り分けをわかりやすく提示してくれている。

  • 予期する技術的例外

  • 予期しない技術的例外

  • 予期するビジネス的例外

  • 予期しないビジネス的例外

発表者が述べた通りあまりKotlinに閉じた話では無かったのだが、その分汎用的。

内容の良さもさることながら感銘を受けたのは引用の使い方。
文中ではいわゆるシステムエンジニア界隈で名著として扱われる書籍、例えば『エリックエヴァンスのドメイン駆動設計』や『入門監視』、からの引用が自説の展開の起点として、先行研究の引用のように出されるところが美しく納得しやすい発表にしていた。

自分のモノ作りのコンプレックスは「できあいのもののパッチワークになりがち」なところである。ありものの感想や、流行りものの話題を持ち出すがありきたりの文章の域を出ない、固有の主張や性格が無い。
無論、創作行為は今までのインプットを繋ぎ合わせてアウトプットする行為だ。でも材料の原型や、継ぎ目があからさまでは自分の表現の域には達しない。その継ぎ目を上手く消す方法を見極める参考になる気がした。

上手くなりたい。モノを作る人としても文章を書く人としても。

今週のコンテンツ

AWS Summit

Kotlin Festともう一つ、AWSのお祭りにも参加していた。

Kotlinは参加費が発生するカンファレンスだがこちらは無料。AWS Summitは技術カンファレンスではなくPRや商談の場という性格が強いからだ。

それでもパートナー企業の発表には気になるものがあって。ゲームのバックエンドシステム周りの事例紹介は聞いていて楽しくなってくる。
会場は幕張メッセなのだが、AからOまで数多くの講演ルームがあり20~30分程度の発表が一日中行われている。

しかも、講演ルームの中だけでなくブースの合間でまでショートセッションが行われている。「その辺を歩いていると気になる講演に出会う」という状況だ。一本一本の発表は20分程度でそれを終えると数分移動してまた講演を聴く、という動きになる。まるでポモドーロタイマーで、この日は相当疲れた。

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