憂.
初投稿からネガティブなもので良いのかという葛藤。
何かカッコイイ台詞だの詩的表現などをしてきっちり始めたい気持ちがあった。
だが突発的に始めたこのnote.というものは心情を吐き出すことに使いたいと思った。
言わばTwitterにも出さない日記のようなものだろうか。言い回しや表現がポエトリーチックになってしまうものはこっちの方がなんだか向いている気がした。
誰に読まれるわけでもなく、ひっそりと、ここで。吐露したいことを1人呟ける程度で満足だ。
そもそも私は、言葉を紡ぐのが好きで、書くことをしていた。それがいつからか"音楽"に移り変わっていった。自分が何故今音楽をやっているのかを深く考えたことは無かったが、ルーツを辿ると創作に行き着いた。只管に言葉を書きなぐり、ストレートな感情だけを綴り続けた日記が、そこにはあった。皮肉にも、証明として。
埃をかぶり、ノートとノートの間に挟まれていたそれはいわば黒歴史の塊である。醜い嫉妬と激しい熱情に動かされて、突発的に書きなぐられたそれを眺める。
"可愛いな"
今ではそう思えた。
当時の嫉妬も苦しみも足掻きもその全てが。
なら、今私が感じているこの感情もいつか、簡単に一言で片付けられてしまう日がくる気がする。
それはそれで、生きやすい思考ではあるが、同時に淋しくも感じた。こんなに悩み苦しむことでもくだらなく感じてしまう時がくるのだろうか。
まぁそんなことは置いておいて、そこから何故音楽に進んだのかを考えてみる。
元々歌うのが好きだったことが自分で作ってみたいという気持ちに繋がるきっかけだったのではないだろうか。
【作詞】
それは私にとって革命的な世界だったのかもしれない。言葉を綴ることが好きな自分が、それをもうひとつの好きである"歌"で伝えたいと思った。歌には、個人の感情が、心の機微な動きが、繊細さが込められると思った。
伝えたいとは言ったが、今思えばただ、自分だけの、自分だけしか分からない"何か"を形にして世に出して、納得したい自己満である。それでも楽しいという感情が芽生え、音楽がきっかけで交友関係も広まり、私は続けている。それは現在も変わらず、創作意欲で言えば今がこれまでで1番あるのではと思っているほどだ。
ただ今の心情を吐き出したくて始めたこのnote.が気付いたら1000字に辿り着きそうな事実を視認して、驚く。無限にどうでもいいことを綴れてしまう気がして少し怖くなった。
私が本当に今日言いたかったことを以下に書き綴ってこのnote.は終わりにしたい。長々と読む人はいないだろうが、ここまで読んだ人がいたのであれば是非、一報欲しい。その時は何か出来る訳では無いが私が精一杯の労いの言葉をかけてあげたい所存だ。無駄な時間を費やしていて、大変遺憾である、と。
気付いていると思うが、ここまで全てが皮肉だ。
それでは最後に詩的になってしまうためnote.に綴りに来た言葉を残して終わろう。
劣等感と自責と不甲斐なさと後悔と
空気はたしかにそこにあるのに
取り込めなくて、藻掻いて、
ただ口を動かすだけで
何も呑み込めないまま
無意味に足掻いて綴った言葉は上辺だけの、
そう、それは頬を撫ぜる
真冬の風の冷たさのようだった
そして何より心を劈くのは
どんな罵倒の言葉より
他への賞賛だった
私は、憂う。
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