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幸せを目的にしなくても強く生きれる方法が判明されてた

TEDトークの「幸せを目指すだけが人生じゃない」が、有益だったのでメモ。

幸福になるステップを説いた「幸せのメカニズム」にも書いてあったんですが、GDPは右肩あがりでも自ら命を断つ人は減らなかったり、幸福を感じてる人が少ないのが現状らしいんですね。

で、プレゼンターのエミリー・エスファハニ・スミスさんは、「なぜ生きやすい世界になっているのに、世界に絶望する人がいるの?その一方で、生き生きと生活している人との違いは?」と疑問に思ったと。

言われてみれば両者の違いをもたらしてる要因は気になりますよね。

5年間かけてその原因を調べていたら、幸せを目的にせずとも、世界に絶望せず強く生きる人の共通点がわかったそうです。

その共通点とは、「生きがい」。

「生きがい」と言われても…

生きがいと言われると、

これさえあれば幸せ!とか、わたしはこれに夢中なんです!みたいな、特定の人だけが得られるラッキーアイテムみたいなイメージありませんか?

プレゼンを見始めたときは、「出たよ、(生きがい)…抽象的すぎて参考にならない…」と落ち込みそうになりました。

自己啓発本とか読むと、「生きがい」は危険ワードに認定されがち。見つけたら頭に警告アラームが鳴るようになってました。

パリピがいつも使ってる言葉みたいで、あんま良い印象ないんですよね。。。

でもエミリーさんの説明はパリピと違くて、「生きがいを生み出すには4つのポイントがある!」と説明しています。つまり精神論で生きがいが大事だ!と論じているわけではなく、ロジックで支えられた生きがい。

生きがいの4つのポイント

その4つのポイントがこちら。
1.結びつき
2.目的
3.超越
4.ストーリーテリング

この4つが満たされていると、人はどんな絶望に打ち勝つ活力を得るんだとか。

この4つのポイントを聞いて、まっさきに思い浮かべたのは、映画やドラマで表現されてる家族愛。

「なんで家族のためにそんな行動取るの?」

「自分の人生について考えないの?」

とツッコミが止まらず、他者への過剰な親切(思いやり)行動は冷めた目で観る自分がいました。合理的じゃないし、感情に走りすぎだろと。

ただこの4つが生きがいのポイントであり、逆境を乗り越える力になると聞かされると、ちょっと見え方が変わるなと。

野原ひろしと野原みさえの行動

クレヨンしんちゃんを例に取るとわかりやすいです。

野原ひろしやみさえは、家族を守るために必死で行動します。「なぜそこまでやり切れるの?」といつも疑問に思っていました。子どもへの行動の思い切りが良すぎる。

しかし野原夫婦は、その原動力になりる4つポイントを満たしているので、常人以上の力が発揮されたのだと考えました。

1.つながり

しんのすけやひまわりへの圧倒的な愛情

2.目的

家族を守りたいという強烈な目的意識

3.超越

しんのすけやひまわりを出産し育てる人智を超えた経験

4.ストーリーテリング

家族で体験してきた数えきれない逆境


すごい!

野原夫婦の行動、とくに子どものために命をかけるモチベーションがどこから生まれているのか理解できなかった。自分の時間をすべて注ぎ、自分の命を賭け、子どもたちを守る意志はどこから生まれるのか。

その理由が、ちょっとわかった気がしました。耐え難い苦痛や大変な逆境を乗り切れる人には、強い「生きがい」があったわけです。

まとめ

「生きがい」の4つの要素は、生きる上で幸せ以外にも大事な要素がある事実を証明してくれていると思います。

人生がうまくいかなくても、「生きがい」さえ持てれば、うまくいくまでグッと堪え忍べるのだなと。

心が折れそうになったときは、生きがいの4つのポイントを活かして乗り切っていきたい。やはり最後は、人間関係が人を支えるんだなぁとひしひし。


読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。