見出し画像

4年間食べているいつもの料理が数倍美味しくなった3つの手間

自炊料理の良さは、手間の量を自分でコントロールできることです。凝った料理からサクッとした料理まで、自分のペースで作れるのが魅力ですね。

ぼくは自炊を初めて4年目です。そして、鶏むね肉を週5日で食べ続けて3年が過ぎます。自炊と言いつつ、鶏むね肉と決まった野菜ばかりを毎日食べてます。つまり料理の味に関心がありません。味を楽しみながら自炊しないんですよね。

しかしある3つの手間を増やしたところ、今まで食べていた鶏むね肉が美味しく感じたのでメモしておきます。

1.料理をお皿に盛り付ける

画像1

フライパンで焼いたお肉をフライパンの上で食べたり、きゅうりをそのままかじって食べたり。人それぞれショートカットした食べ方がありますよね。食欲を満たすのが優先になる食べ方とでも言いましょうか。

自炊だからできる特権でもあり、開放感があってぼくは好きです。現に2年近くはその食べ方をしていました。しかしふと、1回お皿にしっかり盛り付けてみようと考えたのです。

というのも、盛り付けた経験がなかったからです。もし盛り付けたことで味が変化するなら知りたいですし、もしプラスの変化だったら損した気分になるじゃないですか。お皿に盛り付けるのは、20秒あればできるカンタンな1手間です。

だから盛り付けて食べてみたんですけど、やっぱり美味しいんですよね。ぼくは食への興味関心が薄いんですけど、それでも味の変化は感じました。ぼくの仮説では、視覚から受ける印象が変わるので味も変化するのだと思っています。それとお皿に移す些細な行動も味の向上に繋がっているかもしれません。

手間があるから美味しい的な。

因果関係の究明はここではしませんが、料理をお皿に盛り付けるの大事だなぁーと経験的に感じました。

2.シングルタスクで食べる

食事をするとき、テレビやスマホを観たり、誰かと話したりせずに食べる。次に行った手間はコレです。食べる行為に集中せざるを得ない環境を作って食事に集中しました。というのも、味に興味が薄くても料理に向き合う時間は必要だと思ったからです。

スマホの刺激と口の中のお肉の刺激、どちらも楽しむのはむずかしいと思うんですよね。たとえ可能でも、片方の刺激に集中したほうが鮮明にその刺激を楽しめるじゃないですか。食べることはそれなりに好きなので、その幸福の低下は防ぎたいなと。

なので、いったん食事中のタスクシフトを厳禁にしてみたんです。

意味あるのかなぁーと思ったんですけど、やっぱり美味しいんですよね。3年以上、毎日鶏むね肉を食べてる男は少ないでしょう。食事がただのタスクに成り下がっていたぼくですら、ちゃんと味と向き合うだけで美味しさがわかるようになりました。

このお肉塩気が強いな…とか、いままで考えて食べた経験がなかったんですよね。しかし食事にのみ集中すると、味について考え始めます。たぶんこれが重要で、料理を真剣に味わってるんだと思うんです。

つまり味を楽しむのであれば、シングルタスクが十分条件になるのです。ぼーっと悩みを考えながら食べたりしない。目の前の料理に集中する。そんな手間をかけると、料理は途端に美味しくなります。

3.他人のためにつくる

画像2

自宅に友人を招いたとき、いつも食べてる鶏むね肉を提供しました。我が家の鶏むね肉は低温調理器で蒸してるので味は絶品なのです。他人へも自信を持って提供できる鶏むね肉なのであります。

しかし他人に提供するのと自分で食べるのでは、同じ鶏むね肉でも扱い方が変わります。いつもと同じ味付けをして提供したんですけど、きれいなお皿を使ったり、見栄えを軽く意識したり(「1」の手間ですね)、カスタマイズしました。

他人に提供するとしても自分も同じ料理を食べるんですけど、やっぱり美味しいんですよね。人と食べてるからってのもありますが、誰かのために行った工夫が大事なのではとぼくは考えています。

誰かのために考えて提供しているモノって、なんでも美しいじゃないですか。それにその作り手には大きな満足感が与えられますよね。たぶん、この満足感が大事なんじゃないかと思うわけです。

つまりこの教訓を活かすのであれば、1人で食べる自炊料理でも他人に提供するつもりになってみよう!ということです。料理を色んな角度から観察できて、食事が美味しくなります。

1とちょっとかぶるんですけど、3はモノの見方についての手間って位置づけで。笑

まとめ

まとめると、

1.料理はお皿に盛り付けよう

2.シングルタスクで食べよう

3.誰かのために作ろう

個人的な見解ですけど、この3つを行うと自炊料理がまあまあ美味しくなります。

要するに「料理についてもっと考えよう!」って話なんですけど、その考え方の参考になれば幸いです。





読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。