どうやってクリティカルシンキングを日常生活に活かせるのか
クリティカルシンキングが大事!って話はよく聞きますけど、その思考を行うための第一歩は不明瞭だったりします。じゃあなにすればいいの?となりがち。
そんな困ったときにおすすめなのが、こちらのTEDトーク。批判的思考を上手に行うためのフレームワークを紹介してくれています。
批判的思考に近づく5段階
批判的に考えるとは言い換えると、自分の頭で考えてマインドフルに思考するということです。何も考えずに意思決定するのではなく、あらゆる要素を考えた上での意思決定をするための思考です。
批判的思考を上手に行うための5段階がこちらです。1つずつこれから説明していきます。
1.自分の疑問をはっきりさせる
自分の問題に気づくフェーズです。そもそも論、自分が何に疑問を持っていて障害だと思っているかがわからなければ批判的な思考はスタートできません。
自分が求めている解決結果、つまりアウトプットされるイメージが明確でなければ、ノイズを拾いやすくなりムダが増えてしまうでしょう。まずは自分の疑問を明確にしていくのが大事です。
2.情報を集める
自分の疑問をはっきりさせたら、次は情報を集めていきます。このとき、自分の疑問が明確になっていなければ、どの角度から情報をインプットすればいいのかわかりません。
情報は無限にありますから、取捨選択する必要がありますよね。そして取捨選択するには、疑問をはっきりさせる必要があるのです。するとシグナルだけに気づけるようになるので、成果を出しやすくなります。
3.情報を利用する
情報を利用するとは、メタな質問を自分に投げかけることを意味しています。要するに、前提やそもそも論など、その情報を見た上でのメタな認識を改めるフェーズです。
「前提としてこれは〇〇なの?」「今の自分のわかっていることは?」「もっと必要な情報はなんだろう?」のように、いったん立ち止まってメタ認知していくと、軌道修正しやすくなります。
4.どういうことになるか予測する
もしダイエットを決意し、1ヶ月で3キロ痩せると決めたとしましょう。このとき、自分の問題をはっきりさせ、情報収集し、現状をメタに把握したのであれば、次は結果の予測をします。
たとえば次のような考え方ができます。
自分がやろうとしているダイエット法は1食置き換えであり、これなら無理なくダイエットができそう。友達とのランチには行きづらくなるけど、お金も節約できていいかも
というような原因推測を行えるでしょう。もしその方法を試したら起こるであろうデメリットも考えつつ、自分の意思決定に自信をもてるフェーズです。
5.別の観点を探る
では最後に、別の観点でも考えてみましょう。たとえば、1食置き換えダイエットを否定する派についても考えてみます。
自分がやろうとしているダイエット法は1食置き換えだけど、この方法を否定する人もいる。自分には良さそうなダイエット法だけど、どうしてこれがダメだと思うんだろうか。そういう人はどんなダイエットをしているんだろう。もし他により良いダイエット法があるなら試してみたい
というような原因推測を行えるでしょう。この思考が大事なのは、代替案を探すとは自分の意見の反証を探すのに似ています。だからこそ自分の意見を疑う習慣が身につくのです。
言い換えれば、批判的思考で大切なあらゆる視点から物事を疑う姿勢が養われます。
まとめ
単純なフレームワークではありますが、1つ1つのフェーズを疎かにしてはいけません。当たり前ですが大切なフレームワークでしょう。
ぜひ身につけて、日々の生活に活かしてただければと思います。
読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。