【短小説】開けないLINE

「開けないLINE」

私をのぞいてみんな開けているようだ

どうしよう…バレてしまう

授業が始まる前にこれからクラスメイトとなる皆と少しだけ話したが誰も私より知識があるとは思えなかった

一人は「何もしてないのに動かなくなる」と

もう一人は「寂しかったから」と

最後の一人は「腰痛で毎日つらい」と愚痴をこぼしていた

そんな人達だったからつい自分は充実したスマホライフを送っていると吹聴してしまった

それなのに…

様子のおかしい私に気付き頬に大きな傷がある教官が近付いてくる

私は頭が真っ白になりスマホ教室を飛び出した

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