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生理とホルモンの働き

女性は毎月生理が来ますが、これは受精卵の着床に備えてできた子宮内膜が使われずに剥がれ落ちて起こります。


毎月気分も下がるし生理痛に悩む女性も多いですが、生理は排卵が起こるから起こる現象で、排卵は妊娠ができる体である健康の証です🌼


生理は嫌い、と言わずに自分の体の中で何が起こっているかを理解したり、ホルモンの変動を知り自分の体や気分を変化を予測できたら、少しでも生理に対する気持ちが楽になるんじゃないかな、と思います😊

無理なダイエットをすると生理が止まりますが、この時は妊娠できるほど健康でないということです。

妊娠して子孫を残すよりも前に、自分の命を守らなければならないと体が判断している状態です。


排卵はホルモンによりコントロールされています。
生理周期のホルモンの変化は、全て卵子の発育と排卵、そして妊娠に向かうために起こっています。

各周期には数個の卵胞が卵胞刺激ホルモンによって成長しますが、排卵するのは一番発育が良い卵子1つだけです。


卵子は卵胞内で成長し、成長した卵胞はエストロゲンを増加させます卵子は完全に成熟すると、エストロゲンは最高レベルに達し、黄体形成ホルモンを出すように脳に指令を送ります。

黄体形成ホルモンが卵胞破裂の引き金となり、排卵が起こります。

卵子は卵巣から一旦腹腔内に排卵され、その後に卵管に入ります。

空になった卵胞は黄体へと変化し、プロゲステロンを分泌します。

プロゲステロンにはエストロゲンが育てた子宮内膜を保ち、受精卵の着床に備えつ働きがあります。また妊娠に備えて乳腺を発達させる働きもあります。

もし卵子が受精した場合は、卵子は4-5日かけて卵管内を移動し、排卵後6-7かで子宮内膜に着床します。

排卵後から生理が来るまでの期間を黄体期と言います。
黄体期が短い(プロゲステロンの量が十分でなく、子宮内膜が保たれずに早めに生理が来る)と、受精卵が着床しにくくなるため不妊や流産の原因になります。

黄体期の長さは9-18日が正常と考えられています。

着床すると、HCGというホルモンが黄体を刺激してプロゲステロンの生産を続け、10-12週目に赤ちゃんの胎盤がプロゲステロンの生産を引き継ぎます。

着床後の妊娠検査ではこのHCGホルモンがあるのかを調べて妊娠を判断します。

毎月このサイクルが起きていると体ってすごいし神秘だなって思います🌟

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