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安楽死

不条理な世

いくら嘆(なげ)いても

負けた者

口閉ざし  息殺し  膝抱え

ひっそりと

生きているのか

死んでるのか

わからない

日々を繰り返すしか無く

膝を屈し手をつき

地面に這いつくばって

泥に埋もれてく

それは

最早(もはや)

生で無く死である

あたしは

最早死(もはやし)んでるのだろうか

生きていると言えない毎日

繰り返す時間に嫌気さし

完全なる終幕を模索(もさく)する中

生きろと言わんばかりに

災難が降りかかる

朽ちかけた魂が荒ぶる

戦え 戦え 戦え

抗(あらが)い続けろと

楽に死なせては

くれないようなのです

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