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魂の叫び

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パニック障害、鬱病を発症。 薬無しでは、眠れぬ日々を過ごし。 影(幻覚)と対話(幻聴)する。 溜まりゆく毒を吐くように魂が叫ぶ。
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2020年7月の記事一覧

愛してると言ってくれ

愛してると言ってくれ

何処までも

沈んで逝(ゆ)く感覚

沈みきった先で

過去の亡霊が

静かに語り始める

あたしに

引っかかった

者は

愛してると

言わされる

強要される

最初

心地よく響く言葉は

何度も繰り返すうち

薄っぺらになり

言葉に重み無くなると

その者は

去りゆく

去り際に

愛してる 愛してた

二択を選ばせ

口に出させるも

何も感じない

それでも

一日二日の者でも

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鬼畜は何処に流れても鬼畜

鬼畜は何処に流れても鬼畜



底知れぬ深く

完全に覚醒(かくせい)するも

唯(ただ)虚(むな)しく 

根源たる感情

失い戸惑(とまど)い 

取戻し戸惑(とまど)う 

怒り 

生きる上で

絶対的に必要か

だが 

それが行動原理であれば 

亡くせば迷う

だがしかし戻り感情のまま

辿(たど)り着き先それは

自らの業(ごう)を

思い知るだけであり

鬼畜は

何処に流れても鬼畜

苦悩(くのう)葛藤

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貴方 何者か知っていますか

貴方 何者か知っていますか

求めている

何を

求められている

何を 誰が

飢えている

渇(かわ)く満たされない

渇望(かつぼう)と迷いの果て

抜けれない

あたしは 

世界に必要か

あたしは

世界を必要なのか

満たされない渇きだけに 

生々しさがある

誰も

あたしが 

何者か知らない 

一端(いったん)を

垣間見(かいまみ)た者達が

それぞれ

違う反応をする 

真実が無い

全て虚構(

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衝動

衝動

怒りが呼び醒(さ)ます

鎮(しず)め眠らせし修羅を

餓えた狼の様に

獲物を視界に捉(とら)え

朽(く)ちかけ消えそうな闘争の炎

鮮(あざ)やかな紅(くれない)

爆炎の如(ごど)く   

折れた抜身(ぬきみ)の刃が

憤怒(ふんぬ)狂気(きょうき)

歓喜(かんき)恍惚(こうこつ)を餌(えさ)に

諸刃(もろは)の刃(やいば)そのままに

己(おのれ)を

傷つける苦痛さえも貪(むさぼ

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修羅

修羅

蹂躙(じゅうりん)し破壊する力

純粋な暴力

満たしたい破壊衝動(はかいしょうどう)

鬱(うつ)の呪縛(じゅばく)

断ち切れぬ心体(しんたい)

荒(あら)ぶる魂

心体(しんたい)を激しく揺さぶる

絡(から)みつく縛(しば)り

心体(しんたい)を嬲(なぶ)りながら

鋼(はがね)の刃(やいば)

ならんと

諸刃(もろは)だと知りながら

触れる全て

己さえも血染(ちぞ)めにすると

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牙が折れし獣

牙が折れし獣

闘争本能

無くし

生の稀薄(きはく)さ故

貪欲(どんよく)な生への

渇望(かつぼう)からくる

餓(う)え 渇(かわ)き

満たす術無(すべな)く

踠(もが)き苦しみ

乏(とぼ)しい知性から

悩(なや)み苛(さいな)まれ

目は

虚(うつ)ろう

最早(もはや)

生気の欠片も無さげな目の奥に

僅(わず)かに鈍くとも鋭く光り 

糧を得られずとも 

与えられ飼いならされるのを 

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何故 生を選んだ

何故 生を選んだ

そそがれた

何かを手に保てず

全て

こぼしてしまい

自分から掴もうと

手を伸ばしても

目に入らず

慌(あわ)てて

足元に目を向けても

既(すで)に こぼれた何かは

大地に染み込んだかの如(ごと)く

跡形(あと)もなく

それでも 

当たり前のように 

そそぎ続けられながら

いつまで

汲(く)み取れず そそがれる 

何かも わからず

膝を折り うなだれる

這(は)

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ガラスの雨

ガラスの雨

ガラスの雨が 

降りそそぐ

ガラスの雨が

己が 心体(しんたい)

引き裂き

千の血肉(ちにく)

大輪の華 咲き乱れ

華を背に舞い踊れ魂

地獄の業火に焼かれ 

灰燼(かいじん)と帰すまで

ガラスの雨に 

引き裂かれる痛みも

業火に焼かれる苦しみも

やがて来る 

虚無(きょむ)への架け橋

ガラスの雨よ 

引き裂け

己が 心体(しんたい)

美しく 美しく 

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時流

時流

時の流れに

乗れる者

時の流れに

流される者

時の流れに

逆らう者

時の流れに

沈む者

そして 

乗れる者は

時代に愛され

流される者は

平凡の虜(とりこ)となり

逆らう者は

変革(へんかく)に翻弄(ほんろう)される

時の流れに沈み

浮き上がれぬ者は

何時如何(いついか)なる時代でも

幸せに想う 

時代に居場所を持てず 

時の流れからも外れ

永劫(えいごう

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乱舞の宴

乱舞の宴



現実世界の闇

精神世界の闇

闇に堕(お)ち

闇に侵食(しんしょく)され

闇に染まる

ドス黒く

全て

血生臭い匂いに抱(いだ)かれし

狂乱の宴(うたげ)

心体魂(しんたいたましい) 全て捧(ささ)げ

光無き世界

闇の住人として

一生過ごすであろう日々

ある日境に

運命の悪戯(いたずら)か

光刺す世界に戻る

眩(まぶ)しく 居心地悪く

常に罪悪と共に

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渇望

渇望

生きている実感

希薄(きはく)

生きていると感じる何かを求め

辿(たど)り着いた先

闘争(とうそう)暴力

些細な同世代同士の喧嘩に始まり

暴力から快楽を生きてる実感を求め

同類達との潰し合い

生き残り

その世界に背を向け社会人へ

一般的な組織 会社

あたしに拒否反応を示し

暴力を使わない戦いの始まり

あたしを認めさせる

受け入れさせる

単純に利益を落とせば

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砂粒

砂粒

死にたい 死にたい 死にたい

死にたい 死にたい 死にたい

響く囁(ささや)き 侵食(しんしょく) 一色

塗り潰されながら

砂粒程度

迷惑

響き反響(はんきょう)

轟音(ごうおん) 鳴動(めいどう)

死ねない 死ねない 死ねない

死ねない 死ねない 死ねない

縛(しば)り絡(から)みつく呪縛(じゅばく)

死にたいんだ

溢(あふ)れ続け

死ねないんだ

迷惑(めいわく)

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歌姫

歌姫

生と死の狭間(はざま)

痛みを伴(ともな)う暴力の嵐

極限状態で走る高速空間

死と隣り合わせ

刹那(せつな)の瞬間

歓喜 興奮 悦楽に浸(ひた)り

生きている実感を貪(むさぼ)る

生が 希薄だから

死を 感じる時間

生きていると感じるから

死神とダンスを踊ろう

死神に魅入られない様に

DANCEofDEAD or ALIVE

あたしに

歌唄いの才能があったら

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M

M

生への執着が

希薄なら

死を越えろ

死ぬのが怖いなら

怯(おび)えながら叫び続けろ

魂の奥底から血反吐(ちへど)を吐き

息をしている限り 

降りあげた拳を

おろすな 

全身を切り刻まれる

痛みに抗(あらが)い

膝を屈するな

血が 涙が 体液が

一滴も無く 

その身を灰燼(かいじん)に帰(き)しても

魂は 

永劫不滅(えいごうふめつ)

故(ゆえ)に 

痛みも苦しも

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