選択する自分
私は「選択する自分」に嫌悪感を抱いている。
選択をした当時はそれが最善だと思っても、振り返ってみればそれが最悪であることに気づく。人生は選択の繰り返しだとよく言ったものだが、私にとってそれは後悔の繰り返しであることに相違ない。自分の中の正義が毎秒変わっているとしか思えないのだ。
中学生の頃、好きな男の子と学校の帰り道を歩くことが何度かあったがその時話したことを一言一句後悔するということが毎回のようにあった。恥ずかしくて恥ずかしくてたまらない、夜、布団の中で自分だけの大後悔時代が始まるのである。
高校生に上がると、その選択ミスはひどいものになっていった。
その後の友人関係を大きく左右したり、先生に嫌われたり、成績に影響が出たり、などなど私の高校生活は最悪なものだった。(無論楽しいと思える瞬間もいくつかある)
こういったことがある、とはなからわかっているはずなのに、それはなんども起こる。自分で止めることはできない。
明日はどんな選択をするのだろうか。
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