見出し画像

学習支援教室の現状

注意:

思いつくままに書き綴っています。口が悪く上から目線な表現が多いため、読んでいて不快な思いをされるかもしれません。そのうち推敲してマシな表現に変えたいと思っています。

外国につながる子どもたちへの学習支援:

最近色々な日本語教室や子どもたちへの学習支援教室に顔を出している。
自身のボランティア活動に使えるアイディアがないかと学ぶ気持ちで期待して出向くのだが、大抵は代表の人と世間話をして終わる。どこも似たような現状・似たようなクラスばかりで特に何か大きな手掛かりになるということは今までほとんどなかった。(無いことは無いのだが)

以前から薄々感じていたことが確信に変わってきた。それは「どの教室も『居場所づくり』ばかりで、具体的・実践的な学習サポートが出来ていない」ということだ。

2020年の新指導要領施行後、小中高問わずカリキュラムが複雑化し、日本語ネイティブでもなかなか好成績を維持できない状況が続いている。(某県のある定期テストの中央値と平均値を参照。)にもかかわらず、外国につながる児童・生徒たちの伸び悩む学力にたいして「日本語の壁がね」というボランティアたちは非常に多い。

私の本業は塾講師である。最近の学校がどういう問題を出してくるか、子どもたちがどういう問題に苦戦しているか、嫌でも日々目撃している。事情を知らないボランティアたちに中1の数学のテストの問題を見せると、「えー!難しい!こんなの日本人でも分からない!」と言い出した。そして「簡単なものだけでも解けるように頑張ろうか」と教室の子どもに言い出した。もちろん、私が見せたのは奇問でもなんでもなく、類題を解き慣れていれば比較的簡単に解ける普通の問題である。ボランティアの言う『簡単な問題』は実際のテストでは片手で数えられるほどしか出題されず、内申評価には何の足しにもならない。

ここから先は

1,674字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?