障がい者と人権
もう8月ですね。蝉が毎日元気にミンミン鳴いております。
今日は、障がいの事について少し書いていこうと思う。
私は短大時代に障がい児保育を学んだのと、保育士資格取得の際の施設実習に行った事がある程度の経験しかありませんが。
以前働いていたプリスクールの近くに、就労支援施設があり、スクールの近くを通って帰る利用者さんらしき方も見られました。
就労支援施設とは、障害者総合支援法に基づき、障害者の働く場を確保し、知識や能力を向上させるための施設。身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病の方を対象とし、障害者手帳がなくても医師の診断や自治体の判断など就職が難しい方が利用できます。障害者の方の働く場の確保や自立、社会参加に向けて仕事に関する知識や能力のアップ、就職活動・就職後のサポートと職場に定着できるように支援しています。
就労移行支援と就労継続支援
一般企業へ就職したいという意欲があっても、働く場が限られているのが現状です。そこで、就職するための訓練と仕事の場をとして設けられているのが、就労移行支援と就労継続支援です。就労移行支援は、一般企業への就職を前提とし、そのために訓練するためのサービスです。就労継続支援は、一般企業への就職が困難な障害者の方に、就労の場を提供するサービスです。また、一般企業へ就労するための能力の向上を仕事を通して図っています。
その利用者さん(男性)が声を出しながら歩く時が良くあったんです。
そして、ある日その方がスクールの中を覗いていた(敷地に入るまでにゲート等は無く、ガラス張りで、大人の胸辺りまでの目隠しシートは張られていましたが、駐車場/外から簡単に見れる環境でした)という事がありました。
特にその後に何か起こった等はありませんでした。
ですが、その事を校長に報告すると、”あのいつも声出しながら歩いている人だよね。次もしその人が通ったら、ビデオ撮っといて”と。流石にいや、そんなことしたら駄目でしょ。断りました。
校長的には、何かあってからでは遅いから、という事でかもしれませんがあまりにも相手は障がい者だから何をしても大丈夫、というニュアンスが感じられ。
それから、この方が来ることは無かったので何もありませんでしたが。
勝手にビデオを撮る。この方にも人権はあるのに一体そんなことしてもいいのだろうか。
障がいを持っている人は何も分からない。
私も昔はそう思っていました。
しかし、短大時代の講義、施設実習を通し、そうではないという事に気づかされました。
実習に来た自分よりも明らかに年下の学生に、子どもに話すように話されたら、そりゃあ気に入らない。
後輩が出来たように、色んな事を教えてくれる。
優しい利用者さんがたくさんいました。
障がいを持っている方でも理解できる、感情もある。
障がいの有無、肌の色、人種。
それに関係なく、一人ひとりの人権を尊重していける世界になればいいと思う。