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【福岡ベンチャー100選】ベンチャー・スタートアップに少しでも興味がある人に届いてほしい。

福岡はベンチャー・スタートアップの街。2014年には国家戦略特区に指定され行政も大々的に起業家を応援する姿勢を示し、「スタートアップが盛んな街」というイメージが加速。他にも福岡は、スタートアップ企業にとって魅力的な要素が多い。

最近もForbesで福岡県ベンチャー特集が組まれています。

だから、

福岡は、起業が盛んで、スタートアップの街




ということ・・・らしいです。
だったら、福岡の注目ベンチャー・スタートアップを100社選出しよう!と取組みましたが、、、その結果・・・果たして、福岡ってスタートアップの街なの?って、疑ってしまう事態に陥りました。

【福岡ベンチャー100選】作成の理由

ちなみに、当社は、人材紹介会社じゃないです。福岡本社の会社でもないです。そんな当社が100選を作成した理由は、2つ

①単に福岡が大好きで、福岡でビジネスが盛り上がって欲しい!
②福岡本社ではないけど、福岡支社があるから、そこで採用強化したい!

という理由です。

本当に福岡のスタートアップは熱いのか?

メディアなど断片的な情報だけで、福岡=起業家の街だと思っている節はないでしょうか。福岡はベンチャー・スタートアップの街だ!と思っている人に聞きたい。

あなたは、どれだけ、福岡発のスタートアップの名前を言えますか?











ほら。ほとんど出てこないでしょう。

福岡は、スタートアップの街だと言っているくせに、

実態は違うじゃないか!

と異議を申し立てたいわけではありません。

むしろ逆。

私は、福岡が大好きだし、もっと福岡でベンチャー・スタートアップが盛り上がって欲しい、という想い。前述した100選を作成した理由の1つ目です。

一瞬だけ、自己紹介させてもらうと、

母方の実家が福岡。(父方の実家は山口ですぐなので)幼いころから頻繁に福岡に行き、大学は福岡。独立したのも福岡。経営に携わった会社も福岡のベンチャー企業(日本の社長.tv)だし、スタートアップ企業(ベルフェイス)も福岡で設立した。結婚したのも福岡、子どもが生まれたの福岡。今、経営する会社も1/3は福岡の社員。東京と福岡の二拠点生活で、似非ではなく、結構、生粋の福岡ラバー

だからこそ、表面的ではなく、本当に福岡で起業やベンチャー、スタートアップが盛り上がって欲しいと思っています。

そんな私も、福岡のスタートアップ企業を挙げろと言われると数社程度しか言えません。やはり、スタートアップの主戦場は、東京です。

そんな現状だからこそ、一旦、今の現状を受け止めることは大事だと思っています。

福岡ベンチャー100選を見て欲しい人!

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現状を把握するために、実際に、どれだけ、ベンチャー・スタートアップと言うに相応しい会社が福岡にあるのか、調べてみました。弊社のカルチャー部(人事部)、内定者インターン総出で丸一週間以上かかったので、数十時間は費やしました。

福岡を起業やスタートアップを通じて盛り上げたいと思っている方、

そして何よりも、

福岡でベンチャー・スタートアップ企業に興味がある方

に届いて欲しいと心から願っています。

福岡が今後さらにスタートアップの街として栄えていくためには、起業家だけが増えればいいわけではありません。スタートアップ界隈は、CEOが取り沙汰されがちですが、チーム、そこで働く仲間たちの存在なくして成長はありえません。

起業家だけではなく、安定や惰性から抜け出し、ベンチャー・スタートアップに仲間入りし挑戦する人たちが増える必要があると思います。

結局は、事業成長には人が大事、ミッションビジョンに共感する仲間が必要です。

問題は、福岡に、その人たちを受け入れる土壌となるベンチャー、スタートアップ企業が、どれほどあるか?です。パッと、福岡で働ける成長ベンチャー、スタートアップは?と聞かれて答えられない現状です。

福岡で、ベンチャー、スタートアップ企業で働いてみたいけど、どんな会社があるか分からないという方に、選択肢を広げるためにも、見て欲しいです。そして、ベンチャー・スタートアップ企業に興味があるご友人やお知り合いの方に、ぜひシェアしていただきたいです。よろしくお願いいたします。

ベンチャー・スタートアップの定義(一覧作成の抽出条件)

そもそもの前提で、ベンチャー企業とは?スタートアップ企業とは?

この定義、意味合いが、発信者や受け手によって変わっているのが実状です。上場して大企業になっても、当社はベンチャー企業です!と言っている会社もあれば、老舗ベンチャーです!と言っている会社もあれば・・・

何がベンチャーで、何がスタートアップで、という議論は横道に逸れるので、またの機会にしますが、「福岡ベンチャー100選」を作成するにあたっては、3つの定義に当てはまる会社を抽出しました。

・外部資本を調達している
・設立10年以内
・未上場 / 売却前

「外部資本を調達している」
ベンチャー、スタートアップは、自分ひとりの力 / お金で事業推進しません。外部資本を受け入れて、加速度的な成長を成し遂げていきます。ベンチャー、スタートアップと標榜していても、資本金が全て自己資金という会社も多いです。

お金だけの問題ではなく、株主と経営者が100%同一だった場合の意思決定は、当然ながら全て社長のワンマンです。抑止力がなければ、自分に都合の悪い決断を避けるのが人の性です。外部資本を受け入れるということは、エゴ以外の意思決定要素もあり企業としての成熟性が増していきます。

加えて、外部資本を調達できるということは、その会社の成長性への期待の表れでもあります。ただ代理店事業だけやっている / ただ下請け受託事業だけやっている、という会社に投資は集まりません。経営者の人柄、事業モデルが評価されているという証となり、ベンチャー、スタートアップと定義する際の必要要件としました。

「設立10年以内」
ベンチャー、スタートアップとは長い時間かけて、ゆっくり成長する企業体ではありません。加速度的な成長をしていくものです。10年以上が駄目というわけでもありませんが、スタートアップは新規事業を行いますので、10年以上かけて新規事業に挑戦している!ということは医療系やバイオ系など特殊な研究を要する事業モデルくらいしか当てはまりません。会社の勢いや若さ、ということもスタートアップの魅力ですから、100選に際し設立年数も加味しました。

「未上場 / 売却前」
上場企業や大企業が、当社はベンチャーです!と言っていることもあります。定義はそれぞれですし、ベンチャー魂を持つこと自体は素晴らしいと思います。しかし、1つめの要件である、「外部資本を調達している」以上は、ベンチャー・スタートアップは、イグジット(Exit)戦略が求められます。イグジットの主な方法は、株式公開(IPO)か株式売却(M&A)ですので、上場企業は、既にイグジット済ということになります。

【3つの抽出条件のまとめ】
求職者でも、私はベンチャー志望です!と言っていても、受けている会社は上場企業ばかり、という話はよくあることです。

何がベンチャーで、何がスタートアップで、というのは人ぞれぞれで良いと思いますが、設立年数が長く資本力もあり上場してる場合は、少なくとも、設立数年で、外部株主に透明性を発揮しながら、後ろ盾も無く、果敢に挑む生粋のベンチャー、スタートアップ企業とは、全然違う性質であるであることは事実です。

【福岡ベンチャー100選】では、3つの条件に当てはまり、果敢に挑むベンチャー・スタートアップ企業を選出しました。

結果・・・100選しようにも、100社に到達せず・・・

上記、項目に当てはまる会社は、、、

60社
でした。

これが、福岡のベンチャー・スタートアップの現状。

(※資金調達の可否が分からなかった企業は、資本金1000万円で足きりしました。1000万円以下でも調達している可能性はありますが、額が事業をグロースさせるには物足りないので。)

ちなみに、リク〇ビさんに掲載されている福岡のベンチャー企業は154社でしたが、上記3つの基準(外部調達 / 設立10年以内 / 未上場)に当てはまるのは、

たった1社
でした。

1 /  154社ですよ。。。

これでは、本質的なベンチャー・スタートアップに挑戦したい!と思う人にとって情報不足です。というか、ベンチャーって言ったもん勝ちで、それを真に受ける求職者が可哀そうです。

他に抽出に際して参考にしたサイトは、

福岡ベンチャークラブ
https://www.fvm-support.com/fvc/
リク〇ビも強烈でしたが、福岡ベンチャークラブは、202社うち、、、該当は、

6社です。

6社。怒りというより、大丈夫か、福岡、という不安に駆られます。そもそも、OGP設置されてないことも心配。OGPないので、トップ画もってきました。

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一般社団法人九州経済連合会

中小機構の検索エンジンにて、せっせと検索(こちらもOGP未設定)
https://u10sme.smrj.go.jp/Search

ベンチャー界隈ならご存じの方も多いグリーンの該当企業数は14社

こちらもベンチャー・スタートアップ求人が多いイメージのウォンテッドリーですが、福岡県で検索ができず、福岡でベンチャー・スタートアップ企業に興味がある人が、候補にたどり着けない仕様になっています。

上記抽出元をご覧いただいたら分かるように、ありきたりな、まとめサイトを転用してきたのではなく、結構がっつり調べました。スタッフ複数人で1週間以上かかったので、数十時間以上は調査に要しています。

そこそこ調べたつもりですが、漏れてる、ここがある!という方は、ぜひ自薦、他薦、問いませんので、我こそは福岡の成長ベンチャーだ!あの会社こそ福岡のスタートアップだ!という会社を末尾記載のGoogleフォームにご連絡ください。

とはいえ、今回、意地でも、100選にはしたい!と思い、完全に私の目視で、外部資本は調達していないけど、調達できそうな事業モデルだ!という会社を加えました。先ほどの資本金1000万円以下も事業モデルを見て選出し、それでようやく、

89社!

・・・足りない。。。

もはや、裏技で、福岡本社だけでなく、東京本社だけど福岡に拠点があり、福岡で働けるベンチャー・スタートアップも入れました。それで、ようやく100社!!

完成した100選は、正確には、【福岡ベンチャー100選】ではなく、【福岡ベンチャー+福岡で働けるベンチャー100選】になってしまいました。

ダウンロードは、こちら。

情報が当時のものが多いですが、その前提でご参照ください。

ベンチャーで働く利点

何とか100選になって良かったです。この100選を作成した目的は、福岡でベンチャー・スタートアップに参画する人を増やすこと。その目的を後押しするために、最後に、ベンチャー・スタートアップで働く利点を3つ挙げます。

大企業と、どっちがいい?とか、違いは?とか聞かれることも多いですが、どっちが良い悪いは無いと思います。今から挙げる3つの利点を、自分が現在働いている会社と比べて、どうか、だと思います。この3つが今の会社でも実現できるなら良いでしょうし、実現できないなら、ベンチャー、スタートアップに挑戦することを検討してください。

①貢献
何といっても、これ。誰かに貢献して、ありがとう!と言ってもらえることは働く上で至上の喜びです。

一定の規模以上の組織になると、会社が掲げているミッション・ビジョンが自分事になりづらいです。その点、ベンチャー・スタートアップは組織もコンパクトですし、顧客 / 市場 / 社会との距離が密接です。

従って、自分の働きが、どのように社会に役立っているのか、瞬時にフィードバックを得られます。ありがとう!という感謝の想いや言葉です。これを、直接受け取る機会が多い。それは、働く上で、非常に大きなやりがいとなります。

②仲間
縦割りや、決まりきった業務があるわけではないので、必然的に、コミュニケーションの量が多くなります。また、そもそもベンチャー・スタートアップで挑戦するという決断は、広く一般的な仕事選びの選択肢ではないので、その時点でユニークな人が多く価値観が似てて仲良くなります。あと、シンプルに若い人が多い。

同じような年代、同じような価値観、同じような成長意欲の人たちとの距離が密接です。従って、自分の働きが、どのように会社や仲間たちに役立っているのか、瞬時にフィードバックを得られます。

1つ目の貢献の項目にも少し重なりますが、社会だけではなく、仲間への貢献の機会が毎日あふれています。志を共にする仲間たちからの感謝は格別です。そして、プラスの側面ではなく、課題や改善点の指摘をし合うこともベンチャー・スタートアップの特徴です。一定規模以上になると周りの目を気にして、本音を話す人たちが減っていきますが、ベンチャー・スタートアップは、そんな体裁を気にしていては成長できません。忌憚なく、フィードバックがきます。耳が痛いこともありますが、これこそ成長の種ですので、この環境に身を置くことが、どれだけのチャンスか理解できるはずです。

そうやって切磋琢磨した関係は、たとえ、将来、別々の会社になったとしても、一生の宝物になります。

③成長
最後は、何だかんだ、成長。ベンチャー・スタートアップ企業に挑戦しようとする人の多くが、この「成長」を求めています。そして、事実、ベンチャー・スタートアップ企業で過ごす時間は、動きの遅い他の企業よりも数倍以上の濃い時間となります。

しかし、成長を第一優先にしている人は、続かない、活躍しないことが多いです。ベンチャー・スタートアップ企業で活躍し成長するためには、以下の価値観で優先順位で選択することをお勧めします。

MISSION 1st
TEAM 2nd
SELF 3rd

【MISSION 1st】
会社の掲げる、ミッション、ビジョン、バリュー(MVV)に共感できるか、さらに陶酔できるものか、これが非常に重要です=貢献や、共に実現する仲間が基準。結果的に、成長という構図が一番良いです。

【TEAM 2nd】
次に、そのミッションを実現し、ビジョンを目指すチーム、仲間たちの存在です。数百人以上の会社ともなると入社前に全員と顔合わせすることは不可能ですが、数十人~100名程度のベンチャー・スタートアップなら、全員の人柄が分かった上で入社できます。シンプルに、この人たちのことが好きかどうか、この仲間たちがいるチームに入りたいと思えるかが重要です。

【SELF 3rd】
そして、ようやく最後に、自分自身(SELF)の理由。最後というか、チームの仲間たちと共に、ミッション実現に邁進すれば、わざわざ、自分の成長を自分で追わずとも、結果論として、成長しています。自分のために頑張る人よりも、自分を超えた理由で力を発揮する人の方が圧倒的に成長していきます。

マーケロボでは福岡で働く仲間を大募集

最後は、宣伝です。弊社、Marketing-Roboticsでは、福岡での採用を強化しています。

※2022年10月から社名を改め株式会社クロス・オペレーショングループ(xOperation Group, Inc.)となっています。引き続き、福岡にも社員がいて、福岡でも、東京でも、日本全国で(リモートワーク可)募集中です。

https://speakerdeck.com/xopg/kurosuoperesiyongurupucai-yong-zi-liao

「オペレーションの価値を最大化させる」ことをミッションとし、業務改善クラウド『オペレーションクラウド』の開発と、BizOps / OpM(オペレーションマネジメント)コンサルティングを展開しています。

既存ビジネスとテクノロジーの融合を、xTech(クロス・テック)と言われます。テック系ベンチャーといった呼び名も、仕事選びの際にきくことがあると思います。

クライアント企業が、そのテクノロジーを使いこなすためにはオペレーション構築が必須となります。今後はテクノロジーとオペレーションの融合が求められ、xTechだけではなく、xOperation(クロス・オペレーション) / xOps(クロス・オプス)という視点が重要視されると考えています。

最近の求人でも、BizOps(ビズ・オプス)という応募が出始めました。まさに、当社は、このBizOps(ビズ・オプス) / BusinessOperationにおける専門企業です。

当社のミッションである「オペレーションの価値を最大化させる」ためにも、新社名に、オペレーションを掲げることにいたしました。

また、今までは、マーケロボといったサービス名を社名にしてきました。今回も、危うく、マーケロボ / アイセールスに次ぐ自社プロダクトである「オペレーションクラウド」を社名にするところでしたが、今回は、目指す世界観を社名に込めました。

短期的な視点ではなく、日本のオペレーション領域の先駆者として市場を引っ張っていくぞ!という気持ちの表れでもあります。新しい市場の開拓にチャレンジしていく仲間と出会えることを楽しみにしています。

株式会社クロス・オペレーショングループ(xOperation Group, Inc.)
代表取締役 田中亮大

福岡ベンチャー・スタートアップ推薦フォーム



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