◆気がついたらスキをつけていた記事まとめ104◆
おれだ。溜まったのでやる。気がつけば7月も終わりだ。今年の夏はオリンピックも甲子園もないし、迂闊にGoToしてCORONAに罹ろうものなら陰湿な社会的リンチに遭いGoToジゴクだ。黙々と学業や労働に励むストレスは大きく、いつしか思考は現実を上書きして、胡乱や異世界が無限にまろび出る。SNS依存症や胡乱中毒になっていないだろうか。家族と話をしているだろうか。イマジナリー市川姉と会話しているだろうか。
前回はここだ。
さて、いつものやつだ。さくさくやろう。
◆
◆狂◆
一発目（二連発）。発狂い、狂った！
胡乱エルフの流行が収まってきたら、今度は発狂頭巾がリバイバルだ。暑くなるとおかしな目つきの人間も増え、平賀源内も発狂する。そんな土用の丑の日には胡乱のうのつく食べ物……ウーパールーパーやウランギを食べるとよい。ウーパーはしれっとサブリミナルが混ざるなど全体的に狂っており、アトミックは原子力奉行と発狂頭巾が核融合を起こしてて全体的にヤバイ。狂うておるのは、おれか世界か……。あなたの自我にキヲツケテネ。
※タンザニアにはウランジというバンブーの酒があるそうです。
◆辛◆
二発目。わたしは、かわく
フリー素材と化したあの男が、激辛担々麺を食わされるという苦難を受けている。崑崙の彼方からやってきた邪悪な中華料理人のたくらみだ。唐辛子は中南米原産とか細かいことはどうでもいい。おお神よ、なにゆえ彼を見捨てたもうた。だが患難は忍耐を、忍耐は錬達を、錬達は希望を、希望はカラテを生み出すとロマ書にも書かれている。ガンバレ！アッラーフアクバル！
イエスは今や万事が終ったことを知って、「わたしは、かわく」と言われた。それは、聖書が全うされるためであった。そこに、辛い麺の汁がいっぱい入れてある器がおいてあったので、人々は、この辛い麺の汁を含ませた海綿をヒソプの茎に結びつけて、イエスの口もとにさし出した。すると、イエスはその汁を受けて、「すべてが終った」と言われ、首をたれて息をひきとられた。ナムアミダブツ。（ヨハネによる福麺書19:28-30）
◆仮◆
三発目。リアリティへの逃走
現実と虚構は紙一重だ。おれたちの脳みそはむき出しのREALには耐えられないので、ある程度解像度を落としたり脳内麻薬で調節したりしてぼんやりと世界を観測している。物質世界には意味も道理もないが、個人や集団の幻想として意味や道理を作り出し、共有したりしていなかったりする。それを称してリアリティ、もっともらしさ、社会常識、説得力などという。異世界にジャガイモやサンドイッチがあろうと、四本腕の明智光秀がカナダを支配していようと、その作品に説得力があれば、人はそういうものだと思いこむ。フィクションは脳みそを幻覚で騙す麻薬（ヤク）だ。認識を書き換え、人を動かすことができる怪しい力なのだ。気をつけろ。
◆☆◆
死発目。ネザーキョウ・スゴイデカイ・エモ
ニンジャスレイヤーが10周年を迎え、トリロジー終結からはや4年が経つ。AoMも4年近く続いており、マスラダやピザタキや明智光秀もすっかりおなじみになった。だが、ニンジャスレイヤーを知らない人々やAoMを追っていないヘッズはまだ相当数存在する。そうした人に向けての紹介記事のひとつだ。忍殺の扱うジャンルは幅広く、入口は無数にある。サイバーパンクに興味がなくても、ヘシキリブレードから興味をもって情念渦巻くネザーキョウ編に入ったって問題はない。伝奇ものはおれもだいすきだ。しかしFGOヒジキドをきっかけに『サップーケイ』から入るとは、なかなかいいセンス。
◆鮨◆
五発目。情報（ネタ）を食ふ日々
診断メーカー「胡乱樹交配」からまろび出たネタが、即興でスシネタにまとめられた。握られたのは虚無だ。パントマイマーがスシを握るふりをして出しているだけだが、人はそれに感激し、うまそうに食う。ラーメンハゲの名言「情報を食っている」の極限だ。おれたちが生み出す胡乱も虚無そのものなのだが、その情報は受け止められると笑いや涙を引き起こし、時にパルプに結実してカネを生み出したりする。不思議だ。不思議なものだ。
◆轢◆
六発目。アンデッド安轢殺
轢ーーッ！不思議なパルプのはじまりだ。出てくるなり男が紫色の改造車にはね飛ばされて死……なない。異世界転生も転移もしない。明らかに瀕死の重傷を負っているのに、男は平然とグロと化した自分を見つめていて、痛みも感じず起き上がる。ショックでニンジャやゾンビになったわけでもなさそうだ。男をはね飛ばしたのは見るからにそのスジのオニイサンだが、こちらは不死身のゾンビマン。モー、どうなっちゃうの？
◆不死身◆
◆電撃漢◆
今は以上だ。また溜まったらやる。
【以上です】
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