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【つの版】忍殺TRPGリプレイ小説・ライナーノーツ65

 おれだ。溜まったのでやる。今月はリプレイを数日まとめてやり、数日の間をあけるという方式にしてみた。これはこれでいい。8月も終わらんとしており、ドネートとニンジャソンの〆切も迫っているが、おまえはなんか出来ただろうか。おれは2つほど投げた。じきに9月も過ぎゆき、逆噴射小説大賞の10月がやってくる。〆切探偵ザザは常におまえを監視しており、油断して襲ってくるビルビルを退治しておまえを捕まえる。備えよう。

総合目次◇ ◇時系列


【ウィン・ユア・ドリームス】

 タイトルはアニメ『プロゴルファー猿』のOPからだ。権利問題でnoteでは表示されないのでYoutubeで視聴しろ。ゴルフの起源についてはトールキンの著作や民明書房刊『スポーツ起源異聞』にも書かれているが、恐るべきニンジャ真実が秘められているに違いない。

 推理重点シナリオがPOPしたので、久しぶりにNSPD49課のチームを派遣してみた。ニンジャデッカーなのでサクサクと調査が進み、屋上でチギノ/スパロードライヴを追い詰める。ボスはちょっと強化したが、ニンジャ3人相手では荷が勝つため即座にカイト脱出させ、クローンヤクザにハズマを狙わせて足止めさせた。誰かがハズマを庇わねばならんというわけだ。そしてカイトを撃ち落とすため即応ダイスを全部つぎ込んでゴルフをさせたところ、サツバツ出目6が出て即死した。インガオホー!

◆PRO◆

◆猿◆

【リターン・トゥ・ゼロ】

 タイトルはFear, and Loathing in Las Vegasの曲からだ。ノンストップな疾走感があって超かっこいい。もとは電気通信の信号伝送で使用される伝送路符号の一種で、各ビット間で必ず「ゼロに復帰する」方式だという。01飛び交うコトダマ空間での超高速戦闘にはまさにふさわしい。

 ラクシャージ・テンプルがバンザイ・ニュークで吹っ飛び、ポータルで脱出したザイバツの駐屯部隊にニンジャスレイヤーとインクィジターが襲いかかる。さしものニンジャスレイヤーでもグラマスとマスター級含めて8対1では死ぬので、うまいことバラけさせてダークドメインとの一騎打ちだ。流石に強いがすでに少し消耗しているし、ヴォイドシフト回避があるためかジュー・ジツを持たず(ナラクに言わせればジツ頼りのサンシタだ)、ザイバツ最強のイグゾーションよりは少々劣る。誰かマスター級ニンジャの援護があれば勝てたかもだが仕方ない。そして原作通りにアンバサダーとディプロマットを寝返らせ、いよいよキョート城を目指すことになる。ガンバロ!

◆Return to◆

◆Zero◆

【コーリング・フォー・ユア・デビルサイド】

 タイトルはVAMPSの曲「DEVIL SIDE」の歌詞からだ。『忍者と極道』でサブタイトルに使われたので採用した。極道ニンジャが麻薬ヤクをバラまき、正義?の極道ニンジャたちにブチのめされるのでだいたいあっている。ソウカイ・シンジケートは暗黒邪悪組織だが、利益のためには正義のお題目や良い名声も必要なのだ。ラオやんだって慈善事業をしてはいる。

 カラテ・ニューロン・ワザマエで10ずつ、合計30ものミッションが出てくるが、3人で手分けして4つずつやれば12となり、4つのミッションを繋げてストーリー性をもたせればこうなる。他のを選んでも理由はつけられるだろうが、おれはこうしてみた。これまでの人脈もあり、外交部門はこういうのが本業だ。ヘタを打って弱みを握られても困るし、スシはスシ屋に任せたがよかろう。調査の過程でカラカミ・ノシトの情報も得られるが、こちとらニンジャスレイヤーでもないのでそう簡単に討伐はできない。スキャンダルを掴んで交渉材料にするのが関の山だ。

 後半はカラテの時間だ。元シナリオではエンプレスとデッドフェニックスをソウカイヤの味方にするためゲイトキーパー=サンが一芝居うち、PCたちもアマクダリの手下と戦うのだが、おれの次元ではもうデッドフェニックスは滅んでいるので、麻薬ヤク繋がりでこうしてみた。ラストリゾートにディクテイターも出せてバランスもいい。とはいえ正面から突入するのは差し障りがあるため、残っていたミッションから「偽装ハイデッカーによるマッチポンプ工作」をチョイスして要素をねじこみ、ヤクザたちが逃げ散ったところを御用とした。デンパルスも来てるしこうなる。ラストリゾートは取り逃すとまずいので全力でやったものの、ディクテイターは古代ローマカラテ使いで回避力が高く、外へ飛び出したところをデンパルスが捕まえたとした。マクロな交渉は上に任せ、下っ端はミクロで動くしかあるまい。

◆DEVIL◆

◆SIDE◆

【ハート・オブ・ストーン】

 タイトルはドイツの銃士ロックバンドdArtagnanの曲「Wallenstein」からだ。もとの歌詞ではドイツ語でHerz aus Steinだが英訳した。無慈悲な傭兵ニンジャたちが堅牢なダンジョンへ侵入して核心に到達し、石のような心を揺さぶって逃走するのであっている。ヴァレンシュタインとは17世紀ドイツの傭兵隊長で、三十年戦争では神聖ローマ帝国の皇帝軍元帥となった。

 面白そうなシナリオがPOPしたので、モータルのアウトロー傭兵チームを作ってやらせてみた。アーマード・コアシリーズやワグネルとは特に関係ない。珍しくニンジャが全く出てこないが、死んだらニンジャになっていたかもだ。体力と回避力が低くて死にやすいのでなるべく慎重に行動し、勝てる敵のみアンブッシュで倒し、ギリギリで脱出に成功した。ハッキングや回避判定がなかなかシビアで、一歩間違えれば通報されて全滅していた可能性も結構あり、緊張感があるな。常人はクローンヤクザの一斉射撃をまとめて回避とかできないし、スキルをとらねば連続側転もできないのだ。

◆Herz aus◆

◆Stein◆

 今は以上だ。また溜まったらやる。

【以上です】

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