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雪と寒さに翻弄される①

2020年も残すところ数日。

いま天気予報では「年末年始に北陸は大雪」なんて言われているが、一体どんな正月を過ごすことになるのだろう。

私にとっては雪国で過ごすはじめての冬となるわけだが、そんな年に限って「今年は雪がたくさん降るぞ」と騒がれている。不安は募るばかり。

岐阜県出身と聞くと雪慣れしているように思われるが、私の出身地・恵那市の雪はたいしたことはない。東京に比べれば耐性はあるが、それでも雪国とは程遠いほどしか降らないのだ。もちろん、雪道運転の経験は全く無い。

12月の中頃、敦賀で今年はじめての積雪があった日にはやられた〜と思った。雪国生活1年目、24歳独身女子が“雪”に翻弄される様をせっかくなのでお楽しみいただけたらと思う。

....まずは雪が降る前のことから

まずはタイヤを換えなくちゃ!

スタッドレスタイヤへの交換。これはさすがに地元でも毎年両親がやっていること。

11月、法事で実家に帰省すると、父親からスタッドレスタイヤを渡された。
「これくらいは自分で換えられるようになりなさい」と、その場でジャッキの使い方を教わる。いや、さすがにガソリンスタンドとかで換えるよ…。怖いし、一応女だし…。一生懸命実演してくれる父の話を聞き流していた。ごめんね。

とはいえ、やったことがないことは後回しになるのは人間の性でしょうか。
気づけば12月。まずい。雪の足音は聞こえてきている。そんな折、同じく雪道運転初心者というご近所バーテンダーのしょうごさんが、地元の友達に換えてもらうというので、ちゃっかり便乗させてもらった。

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一台15分ほどで換えてしまう師匠。使う道具も本格的だ。

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私もちょっとだけやってみる。一人で換えられるようになるまでは程遠いな。

たしかこの翌週、敦賀で雪が降った。ギリギリセーフ。

灯油を買わなくちゃ!

12月に入って、家が急激に冷え込んだ。人のいない家は寒いとよく言うそうだが、やはり我が家もひとりで住むにはあまりにも広すぎるのだろう。遊びに来る友人には「外より寒い」と揶揄されるほどだ。

耐えきれず、眠っていたファンヒーター(不動産屋さんが置いてってくれたもののはず)を使い始める。灯油も廊下にあったので使ってみる。(いつのかわからないけど使えた!)

思えば実家では当たり前のように使っていたファンヒーターだが、給油の経験はあまりなかったことに気づく。もっと無かったのが、灯油を買いに行くこと。実家ではどこからともなく父が持ってきてくれていた。しかし、いまは自分でガソリンスタンドに買いにいかなければいけない。

ちょうどそんなタイミングで、突然お風呂のお湯が出なくなった。我が家の風呂は灯油で沸かしているらしく、大きなタンクの灯油が切れたのだ。そうかこれも自力か…。ひとりで暮らすのってこんなに大変だったっけ。共同生活やアパート暮らしのありがたさ痛感する。

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かわいいダウンがみつからない!

近年は“流行”なのか?様々なブランドから新しいものが出ているダウンだが、わたしはあのモコモコの形状がそもそも似合わない。肩幅が広く、華奢とは言い難い体型のわたしが着ると、どうしてもおデブに見えてしまい上手く着こなせないのだ。

特にロングタイプ。ウエスト部分の謎のくびれが馴染まない。基本的に新品の洋服が似合わないわたし(基本的に洋服はリサイクルショップでしか買いません)には新しいダウンはしっくりこないし、古いダウンにはかわいいものなどまずなさそう。つまり、ダウンはわたしにとって最難関の洋服とも言える。

だからずっと、上着はコート一択だったし、今年ももちろんそのつもりだった。しかし、風の強い敦賀ではどうやらそうはいかないらしい。

吹き荒れる北風に外へ出る気力も無くなりはじめたころ、仕方なくZOZOでダウンを検索しはじめた。人が着ている写真を見ると「これならいいかな…?」と思うものの、やはり新品の購入、しかもネットショッピングは尚更は手が出しにくい。

もちろん、リサイクルショップで良いものが見つかることもない。やはりダウンは難しい。耐えきれなくてユニクロで買うのかな…。もしくは冬を越すだろうか…。なんて思いながら、理想のダウンに出会う日を今もひたすら待ち続けます…。


...こんな風に、雪が降る前からバタバタとしていたわけだが、雪が降ったらもっと大変。次回は積雪後のわたしについて。

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