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結局コピーライターって何をしている人なの?



コピーライターとはいったい何者なのか?


株式会社エクシングのコピーディレクター・高沼です。

広告・デザイン業界で働く方には馴染みのある職業かと思いますが、一般的には何をしている人なのか、あまり知られていないような気もします。

実際、新しく知り合った方(たとえば美容師さん)や夫の親戚に「お仕事は?」と聞かれて「コピーを書いています」と答えると、大抵は目の奥に「?」がぼんやりと浮かんでいるのを感じます。

あの気まずい沈黙をもう体験しないために、そして(いるかわかりませんが)広告・デザイン業界に興味のある方のために、「コピーライター(ディレクター)」という仕事についてすこしご紹介したいと思います。

名刺の画像
会社の名刺です。
苗字の表記が正式には梯子高であることを、たまに思い出させてくれます。


そもそも「コピー」とは!?


文字通り、コピーライターとは「コピーを書く人」です。

ここで突然ですが、クイズです。
下の画像の中で、「コピー」はA・B・Cのどれでしょうか?


がんばっていれば、いつか報われる。持ち続ければ、夢はかなう。そんなのは幻想だ。たいてい、努力は報われない。たいてい、正義は勝てやしない。たいてい、夢は叶わない。そんなこと、現実の世の中ではよくあることだ。けれど、それがどうした? スタートはそこからだ。技術開発は失敗が99%。新しいことをやれば、必ずしくじる。腹が立つ。だから、寝る時間、食う時間を惜しんで、何度でもやる。さあ、きのうまでの自分を超えろ。きのうまでのHondaを超えろ。負けるもんか。HONDA The Power of Dreams
Hondaの広告。
こちらは私が手がけたものではなく、学生時代から何度も読み返している憧れの広告です!


▼答えは下へ







答えは、「ぜんぶ」です。
(この手法、ちょっとムカつきますよね。すみません…)

実際は細かく分けると、
A:ボディコピー
B:キャッチコピー(メインコピー)
C:企業スローガン
という名称があるのですが、ざっくり言うといわゆる広告のテキスト要素はすべてコピーと呼べます。

そして、こうしたテキスト(コピー)を書く人こそがコピーライターです。

もちろん、好き勝手に書いているわけではありません。
クライアントから売り出したい商品やサービスの概要・課題を聞き、ことばによってその課題を解決するのが、私の仕事です。

紙製ノートの画像
手を動かすことで頭の中が整理される気がして、オリエン時のメモなどは手書き派です。


キャッチコピーを書くだけじゃない! 幅広い業務内容


意外と知られていないかもしれませんが、コピーライターが活躍する場は多岐に渡ります。
上でご紹介したような、キャッチコピー制作のほかに行っている業務をざっとご紹介します。

●タグライン開発
企業の理念やサービスのコンセプトを簡潔に表すことばをつくること。
タグライン=コーポレートスローガンを指す場合もある。

リライト
クライアント等で作成された文章を、生活者によりわかりやすく伝える内容に直すこと。

校正
制作物に誤表記やおかしな点がないかチェックすること。

コンセプト立案
新規事業・製品を立ち上げる際に、核となる考えをことばで定義すること。

コンテ作成
CMやWeb動画制作にあたり、全体の構成や演出がわかるように描かれた台本をつくること。

SNS投稿文の作成
企業がPRのために利用しているSNSの投稿テキストを準備すること。

構成案(台割)作成
商品・サービスをプロモーションするためのツール(冊子やWebサイトなど)を制作するにあたり、全体の流れや掲載内容をまとめた設計図のようなものをつくること。

ネーミング
商品・サービスやキャラクターなどの名前をつけること。

インタビュー/記事執筆
雑誌や企業の採用サイト・広報誌などに載せるための取材を行い、記事を書くこと。

etc…

このように、(会社にもよると思いますが)当社ではクライアントの課題を解決するための幅広い業務をコピーライターが担っています。

短いことばで勝負する人になったり、インタビュアーになったり、設計士のような存在になったり、制作物が世に出る前の砦になったり…。

ご依頼内容や案件によって、さまざまな存在に変身できるのが「コピーライター」という職業の面白いところかなと思います。


コピーライターってどうやってなるの?


ご紹介したとおり、クライアントが抱える課題を解決するため、日々さまざまな業務にあたっているのが私達コピーライターです。

では、この仕事に就くためにはどうすればいいのか?

現在、当社にはコピーライティングを担当する者が3名在籍しています。
それぞれ異なる経緯で入社しており一概には言えないのですが、私の場合は大学生の時に宣伝会議の「コピーライター養成講座」に通ってある程度のノウハウを身につけ、新卒でこの職業に就きました。

(※現在、当社ではコピーライターの募集はしておりません)

講座で学んだことは、長くなりそうなのでまた次の機会に…!




ここまでお読みいただき、ありがとうございました!


株式会社エクシングは、お客さまの課題に向き合い、デザインとことばの力で解決します。

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