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台湾茶のこと

今日は、先日のひらさんのnote記事から、台湾のお話しを。それも私の大好きな台湾茶のことについてお話ししたいと思います。

何からお話ししたらいいかな・・・私が学んだのはもう5年以上前のことなので情報が古いかもしれませんが、多分、今の分類よりもわかりやすいので、注釈を入れながらお話しすることにしますね。

中国茶には、白茶、黄茶、緑茶、青茶、紅茶、黒茶、工芸茶(花茶)などがあります。以前は発酵度合と色で分類していましたが、今は若干違うようです。そしてこの中の青茶は、今は烏龍茶という名称になっています。

ですが私たちが通常、ウーロン茶と呼んでいるのは、青茶に限らず中国茶全般のことです。


 中国茶6大分類

お茶の色を水色(すいしょく)と言って、白い器に入れて水色を確かめます。発酵度合の低い順におおよそ水色も薄いので、色の名前がついています。

白茶 不発酵 茶葉を摘んでそのまま乾燥

黄茶 微発酵 茶葉を燻して乾燥

緑茶 無発酵 茶葉の発酵をすぐ火を入れて止める

青茶 半発酵 茶葉の発酵を途中で火を入れて止める

紅茶 全発酵 茶葉を完全に発酵させる

黒茶 後発酵 酵母などの微生物によって発酵させる

ちょっと記憶が曖昧になってきましたが、、簡単に説明すると上記のようになります。

そして、台湾茶のほとんどが半発酵の青茶(烏龍茶)です。一部、日月潭紅茶などの紅茶があります。


 台湾茶のおすすめ品種

金萱茶 キンセンチャ
乳香と呼ばれるミルキィな香りが特徴的ですが、ミルキィがわかるようになるには経験が必要かも。      

凍頂烏龍茶 トウチョウウーロンチャ
日本茶に近いですが、すこし香ばしさと甘みを感じます。

東方美人茶 トウホウビジンチャ
あっさりした紅茶という感じで女性に人気があります。

木柵鉄観音 モクサクテッカンノン
熟果香と呼ばれる甘ったるいくらいの芳醇な香りが魅力です。

蜜香紅茶 ミッコウコウチャ
甘味料とは違う自然な甘みを感じられる紅茶。香りも甘いです。

阿里山烏龍茶 アリサンウーロンチャ
高山茶。山の気品を感じられるまろやかな味と香り。

梨山烏龍茶 ナシヤマウーロンチャ
高山茶。味も香りも儚げで、すっきりとさわやかな味わい。


 台湾茶の楽しみ方

飲み方は、日本茶は味を重視しますが、台湾茶は香りを楽しみます。なので、トップの写真のようなセットで飲むことが多いです。

右奥から時計回りに

茶壺(チャフー) 急須のこと

茶海(チャカイ) ピッチャーのこと

聞香杯(モンコウハイ) 香りを嗅ぐための器

茶杯(チャハイ) お茶を飲む器、盃

まず、茶器をすべて温めるために、熱湯をそれぞれの器に注ぎます。器が温まったらお湯を捨てて、茶壺に茶葉を入れ熱湯を注ぎ蓋をします。茶葉が開くまで1分~3分蒸らします。

お茶を均等にするため、茶海に移します。

聞香杯に注ぎ、そっと茶杯に移します。

空になった聞香杯で香りを楽しみます。温度が下がるとともに香りが変化していきます。最後とても甘い香りになって、いつの間にか深く深く深呼吸。

そして、お茶をひとくち飲めば、すっかりリラックスして、こころもからだも、ゆるゆるとほどけていきます~

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お茶酔いといって、空腹で中国茶を飲むとお酒を飲んだときのようにクラクラすることがあります。なので、必ずお茶菓子を添えます。写真のお茶菓子(というよりおつまみ?)は、かぼちゃの種と干しあんずと、茶梅といって梅を烏龍茶で漬けた甘いドライフルーツのようなもの。この茶梅がまた美味しくて台湾茶と合うのです!

中国茶は継ぎ足し継ぎ足し何煎でも飲めます。4~5煎は十分美味しく飲めるでしょう。時間を忘れてゆっくりしたいとき、たった30分でも、すっかりくつろぐことのできる魔法のお茶です!


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