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コロナが後押しした地方移住という選択

はじめまして。
東京から大分県臼杵市に移住し、
夫婦でゲストハウス開業に向けて奮闘中のリエです。

ここ最近、いろいろな方に、

「なぜ移住したの?」

と聞かれることが多くなってきたので、
私たちが、なぜ東京での生活をやめて
臼杵市に移住したのか
その理由をnoteに書き留めておこうと思います。


・なぜ移住することにしたか



結婚した当初から、
2人ともずっと東京に住み続けるイメージはなく、
夫婦での地方移住を漠然と夢見ていました。

とはいえ、この時点ではまだ「憧れの田舎暮らし」の程度。

なんだかんだ言って東京の生活を楽しんでいた私たちにとって
移住は時期も未定で、ほとんど現実味を帯びていませんでした。

そんななか、
移住を後押しした一番のきっかけは、
コロナ禍による日々の暮らしの変化です。


2020年3月のコロナウイルスに関する第一報以降、
会社の方針で基本はリモートワークとなり、
私は都内の1LDKの家にこもって仕事をする日々。

4月に緊急事態宣言が出てからは、
私は原則出社禁止となり、
英語とフランス語の講師をしていた夫のレッスンも、
すべてキャンセルとなりました。


その後、半年経っても状況は変わらずリモートワークのまま。
私は必要に応じて定期的に出社をする程度でした。
そして、夫もオンラインでレッスンを続ける日々。


夫婦で自宅にいる時間が増えたことで
自然と今後の将来についての会話も増えました。

 私たちはどう生きたいか、
 どんな人生にしたいか、
 私たちにとって一番大切なものは何か・・・


 ネット環境さえあれば仕事ができる、
 こんな新しい働き方ができるなら、
 東京都内の狭い家に住む必要ないんじゃない?
 せっかくなら、私たちの理想の暮らしをしてみよう!

そう思い始めたことで、
それまでなんとなく夢見ていた移住を、
より現実的に考えることになりました。

当時住んでいたのは、この場所のすぐそばにある、東京都大田区の1LDKの賃貸物件。
コロナ禍では、息抜きにいつも多摩川沿いを散歩していました。

・移住先をどうやって探したか

いつかは東京以外の場所、
できれば自然に囲まれたところで
のんびり暮らしたいと考えていた私たち。


地方といっても移住先の候補はさまざま。

まずは知ることから、ということで、
コロナ前から定期的に各地の移住セミナーに参加していました。


最初に参加したのは、
有楽町のふるさと回帰支援センターで開催されていた全国移住セミナー。

この時点では、
まだ移住は現実的ではありませんでしたが、
ここで
「東京への一極集中」
「地方の過疎化」
「全国の空き家問題」
を改めて知ることになりました。

ここでは、各地を紹介するチラシ、
自治体の移住支援の内容が書かれたパンフレットを
ランダムにピックアップして自宅でじっくりと見ていました。


その後、田舎暮らしの本 という雑誌や
関連するサイトをチェックしたり、
実際に田舎暮らしの本が主催するセミナーに参加したり、
InstagramやYouTubeで田舎暮らしのアカウントをフォローしたりしながら
自分たちの理想とする暮らしのイメージを膨らませていきました。


移住とセットで考えるべきは「仕事」


当初、移住後はフリーランスや地方創生に関わる仕事をして
生計を立てていければいいなぁと思っていたので、

地域から声がかかる移住スカウトサービス「SMOUT」

全国のWワーク・ 副業の求人情報サイト「YOSOMON!」

などのサイトも定期的にチェックし、

・地方で求められている人材とは
・自分のこれまでのスキルの需要があるのか
・地域おこし協力隊という制度の可能性
・フリーランスという働き方が自分にできるのか

などなど、通勤電車やランチタイムなど、
時間を見つけては情報収集する日々でした。


・なぜこの場所にしたか

当初は、東京から新幹線で行ける長野や山梨、
同じく新幹線ルートの、広島(尾道)や、
温暖な瀬戸内海に面した四国(とくに愛媛)などで探していました。


その後、コロナによってリモートワークが可能になってからは、
東京を拠点に考える必要がないのでは?と思い、
ここで一気に、移住先として私の実家のある
大分県内という選択肢が出てきました。


大分県内では、
移住者に人気の高い豊後高田市や、
外国人留学生や観光客の多い別府市
という選択もありましたが、
私の実家のある大分市に隣接し、
城下町として歴史と文化の深い臼杵市の街並みに夫が一目惚れ。

コロナの前、2018年に実家の帰省に合わせて参加した、
臼杵市主催の移住ツアー「うすきおためし暮らし」での
農村民泊の体験がとても感動的で、
その後も臼杵市役所の方のサポートが手厚かったこともあり
2020年12月、ついに大分県臼杵市に移住することを決めました。

(ちなみに、この時点では移住場所が決まっただけで物件は未定…)


このとき、会社にもまだ移住のことは告げていませんでしたが、
結果的には理解ある会社のおかげで、
移住後もリモートワークという形で
仕事を辞めることなく続けることができました。

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うすきおためし暮らしで訪れたひまわり畑。
「ジブリの世界みたい!」と夫はこのとき大興奮でした。


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