家にいるけど新しい友達ができて嬉しい

まだお酒は飲んでいないし、夜更かしっていう時間でもないけれど、懲りずに日記を書く。

ちょっといいことがあった。おととい新しい友達ができた。ベスと呼ぶことにした(いちおう、仮名)。ピンタレストで写真を探すのが最近の楽しみになっていて、いつものようにぺらぺらスクロールしていたら、ギョッとするくらい私に似た顔の人の写真を見つけた。ドッペルゲンガーじゃんこれ、となり、だとしたら相手にはできるだけ見つかってはいけないんだけど、この人が誰なのか非常に気になってしまった。そこで、ピンしたアカウントに飛んで、そのアカウントがインスタグラムのIDを公開していたのでフォローしてみた。

すると、すぐにフォローバックがあって、しかも「日本語を教えてくれない?」というDMが送られてきた! ベスは、実際には私が見つけた写真の彼女ではなかったけれど、日本のアニメとかカルチャーが大好きなのだそうで、「喜んで! 代わりに英語を教えてよ」とお返事をする。

彼女は「英語メインじゃないからあれだけど、イイよ」と返事をくれた。そうしたDMでの会話で、ベスがブラジルに住む16歳の女の子で、ポルトガル語を話していることを知る。学生時代、ちょこっとだけ南米に憧れていたことを思い出す。「気になる!ポルトガル語教えてよ!」と返事をした。

外に出られなくて、なかなか人と交流できない今、世界の正反対側で暮らすベスとの会話が私の心をとてもはずませている。なんせ時差がすごいから、朝と晩にちょこっとずつしかやりとりが出来ないけれど、彼女が「前にもDM何人かに送ったけど、みんな既読無視だったんだよ」と嘆くのがちょっとかわいい。

在宅勤務期間真っ只中の今。今日は、ランチタイムで散歩に出ることにした。不用意ではなく、家賃をふりこむのをすっかり忘れていたからだ。

最近めちゃくちゃハマっているデュア・リパのアルバムを聞きながらATMに向かう。通りのロッテリアで照り焼きバーガーをテイクアウトして、ホクホクしながら家に戻る。途中の古き良き自転車屋さんから有線放送でデュア・リパの新曲が聞こえてくる。今まさに私が聞いていたやつ!味のある自転車屋さんとのギャップと、自分とのシンクロになぜか感動しながら帰る。

家に帰ってポストを開けると、この前注文したタトゥーの雑誌『SUMI』が届いていた。封を切って中身を確認する。サイズ感がすごくいい。仕事が終わったら読むことにしようと思う。まだ読んでない。

照り焼きバーガーとジュースをテーブルに広げて、ラジオクラウドでお気に入りの番組のバックナンバーを再生する。フライドポテトをもぐもぐしながらひとりで笑う。

今回のコロナウイルス感染拡大の流れと、メンタルヘルスの問題とは、切ってもきれない関係にあるように思う。若者たちは、報道で若者ばかりが責められる構図に怒っている。おじいちゃんおばあちゃん気をつけろよ〜、とは思うけれど、もちろん私たちが罹らないとも限らない。ていうか、1週間後にひっくり返ってるかもしれない。Refinery29という海外メディアで、28歳の女性が感染発症し、呼吸困難に陥って搬送され、入院し、復帰するまでのルポを書いている。臨場感があるこの記事は緊張感があって、臆さずにいうと、実感的な恐怖心が生まれた。

それに、ちょっとした言葉が自分のなかで勝手に乱反射して、不安が倍増することもおきた。

普段なら絶対に気にならないことが気になっている。WIREDがテレワーク時の体の姿勢についてまとめた記事のリード文で「ソファ、ベッド、コーヒーテーブルといった仕事に不向きな環境で作業し続けていると、体に重大な障害が出る恐れがある」という部分を読み、ハッとした。重大な障害、という響きに敏感に反応した自分がいた。これはむしろ健康を気づかうコンテンツなはずなのに…。「あ、今の自分ちょっと過敏だな」と気づいた瞬間だった。気づけただけよかったと思い、この記事を読み進めた。

工夫次第で、ストレスフルな生活も結構楽しくやれるなあと思う。普段は割とアンチ「ていねいな暮らし」だけど、自分のメンタルヘルスをキープするために戦略的でいようと思う。家だけどきちんとした服に着替えて化粧したり、いつもよりちょっと多い品目で料理したり、YouTube持って長風呂したり。普段なら恥ずかしくてすぐ燃やしそうになるけど、いい感じに頭が整理できるからブログも書こうと思う。


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