陣屋コネクト とスマートホーム感動体験!!
みなさん、いかがお過ごしですか?X-HEMISTRY株式会社のケイさんです。
最近懲りずにモンスターハンターサンブレイクを再稼働しています。毎日、原初を刻むメル・ゼナにコテンパンにやられて凹んでいます。。。誰か助けてください。。。
さて、今回はスマートホームを実装されているお宿、「陣屋グループ」の「緑屋」さんに宿泊してきましたので、その内容を一部紹介していきたいと思います。宿泊業の省人化を目的にされている方は、とても参考になると思います。
別所温泉(長野県)緑屋
さて、今日は去年の冬にあった出来事を書いていきたいと思います。当時、知人との旅行で、陣屋コネクトさまの別府温泉にある緑屋に宿泊する機会がありました。
記事の通り、世界的庭園デザイナー石原和幸氏がデザインした庭園が迎えてくれる貸切露天風呂のある別所温泉のお宿です。宿に入った瞬間この素晴らしい庭園が迎えてくれるので、旅の疲れもぶっ飛びます!
北向観音
少しだけお宿周辺の情報を共有させていただくと、ここには北向観音様があり、長野県内にある善光寺と、この北向観音をお参りすることで「両参り」となりご利益がアップするそうです。17時までに行くと御朱印も発行してくれますので、収集している方はお立ち寄りいただくと良いかもしれません。
全てがスマートホーム化されたお宿
緑屋のオーナー様にお話を伺うことができました。お宿は夫婦お二人で運営しているそうです。
お二人でお宿を運営するには、スマートホームの支援環境が必要なわけですが、このお宿のスマートホームの主な特徴は以下の3点。
お宿の入退室が全室スマートロック認証
お風呂の利用状況がスマホとサイネージで確認できる
お支払いがオンライン決済
お宿の入退室がリモートロック製
お宿の入退出は全て株式会社構造計画研究所さまのリモートロックで管理されていました。QRコード解錠なので、新たにアプリをダウンロードする必要もなくスムーズに入退室ができます。
最近アプリをダウンロードしてもらうところも増えていますが、ユーザー体験視点で考えると、オペレーションを急かすようなストレスが溜まりやすいシーンでは、QRコードを活用した方が良いときもあります。このような顧客体験において、実はちょっとした事が凄く大切だったりします。
この仕組みは、オーナー様のご経験から発想された、宿泊者さまに対する、おもてなしのこだわりがスマートホームデバイスに享受された素晴らしい事例です!お話をいただき感動いたしました!
利用者の視点にこだわった、お風呂のスマート化
露天風呂は全部で3つあります。画像のようにお風呂場を利用する際に、更衣室を経由するのですが、更衣室に「打ち掛け錠」があり、鍵をかけると入り口外にあるアクリルパネルが光り「利用中」であることがわかります。またスマホでもお風呂の利用状況が確認できるようになっており、鍵をかけることで「利用中」になる設定になっています。
サイネージだけでなく、スマホでも利用中が把握できる仕組みなっていますので、お部屋の中でお風呂の利用状況がいつでも確認する事ができます。鍵をかけた時のスマホへの表示や、サイネージの点灯のレスポンスも凄く早かったです。(ここ凄く重要)
こだわり抜いたユーザーインターフェース
さらにオーナー様に教えていただいたこととして驚いたのは、今回あえて打ち掛け錠とサイネージ&スマホ連携にしたこと。
というのは、実際にお風呂には1時間も入っている人がいないらしいです。
時間枠でお風呂の予約管理をしてしまうと、夕方以降にお風呂の予約が集中するのですが、例えば18時以降にお風呂の予約を1時間単位で受け付けるようにしてしまうと、18時〜、19時〜、20時〜、21時〜と時間枠数が限定されてしまいます。
また2名の異なるお客様が、同時に19時に入浴したいと希望されても、1名様しか受け付ける事ができない状況になってしまいます。
そこでオーナー様が解決した内容としては、時間枠の予約管理ではなく、今使っているか?使っていないか?リアルタイムの管理にすることで、なるべく多くの方に利用できる仕組みにしたそうです。
そのため打ち掛け錠をかけた瞬間にサイネージとスマホで確認できる仕組みにしたという事ですね。なるほどと思いましたね。接客しているからこそお気づきになられる経験です。(excellent!)
キャズムを越えるとはこういうことか!
話が変わりまして、新しい技術や商品を市場に展開する際には、キャズムという概念が重要となります。イノベーター理論では、アーリーアダプターからアーリーマジョリティに展開する際、大きな溝が生じることを指します。この溝を越えないと、市場に浸透せず利用者が増えていきません。
キャズムを越える手法の一つに「徹底したユーザーインターフェースの提供」というものがありますが、陣屋さんはオーナー様のアイデアの通り、利用者の視点にこだわり、フィードバックを自社内で徹底して行って、それを開発に活かすという、ユーザー体験をストイックに開発に還元できる、理想的なスマートホーム開発環境を持っていらっしゃいます。その結果、キャズムを超えた感動体験を提供することができているのだと思います。
このような施設が増えてくると、リピーターも増えるでしょうし、オーナー様や他の宿泊者とのコミュニケーションの時間が取れて新しい発見があったり、逆に自分だけの時間を効率化することによって、今まで以上に観光地をゆっくりと過ごすことが可能になるのではないでしょうか?
さて、私もそろそろエルガドに帰り、次のモンスターハンティングの旅支度をしたいと思います。。。
是非、別所温泉お立ち寄りの際は、緑屋に宿泊してみてください!
今後もご贔屓によろしくお願いいたします!次回もお楽しみに!
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CEO新貝 文将
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