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安楽死

パーキンソン病を苦にして安楽死をされた女性が、
記事として出ていましたね。

医師免許を持つ殺人鬼という人もいれば、
人権を持ち出して安楽死を批難する弁護士もいる。

人それぞれ立場考えが違うんだから、
正解が出ることなど無いのです。
宗教観も入れると、ますます収拾は付かない。

批判する人、人権を語る偉い人に提案なのですが、
まず一週間でいいから、首から下を動かせない状態にして、
会話もせず、目や口だけで意思表示やパソコン入力、
下の世話を含めた介護は身内や親類縁者に頼るという、
パーキンソン患者と同じような体験をしてほしいんですよ。

その上でまだこれまでの自分の意見を変えないのなら、
私はその人の話を真剣に聞きたいと思うんです。
未来が有るというのなら聞いてみたいのです。

同じ病にある人でも、今回の安楽死については批判する人もいます。
それこそ人それぞれ、考え環境の違いがありますからね。

安楽死を選んだ人は、今後に絶望したんですよ。
親を残して亡くなったようですが、老いた親に自分の世話を
させる事への精神的苦痛が勝ってしまっただけなんです。
こんな状況、絶望しないほうが稀です。

日本では劇団四季が「この生命誰のもの」という劇を公演しましたが、
この場合の主人公は交通事故で首から下が動かないという設定。
治療を拒否して死ぬ権利を認めてもらうために裁判を起こすと言う話です。
生かせることが医者の使命だという理屈を、納得できるのかどうなのか。
アメリカでは映画にもなってます。

私は現段階では安楽死を選んだ人に同情します。

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