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『Parasite Eve』

this is a war

Bring Me The Horizon『Parasite Eve』

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

先週金曜日に人生初めてのフェスに参加しました。
仕事の方で上手く行かず、気持ち的に落ち込んでいたタイミングでの参加となりましたが、結果として新しい世界を知ることができて本当にいい経験となりました。

本当に楽しかったですし、新しい音楽にも出会うことができました。
お陰で変わり映えのしない日常が楽しく思えるようになりましたし、この日に鑑賞したアーティストたちのセットリストを作成し、聴いては思い出に浸っています。
この日聴いたのはYOASOBI、I PREVAIL、YUNGBLUD、BABYMETAL、Bring Me The Horizonでしたが、どれも本当に良かったですね。

さて、今回はBring Me The Horizonの『Parasite Eve』を紹介します。
今回のフェスを経て印象が変わった曲で、これまでと180度変わって好きになりました。


Parasite Eve

i’ve got a fever, don't breathe on me
i'm a believer of nobody
won't let me leave 'cause I've seen something
hope I don't sneeze, I don't…

really we just need to fear something
only pretending to feel something
i know you're dying to run
i want to turn you around

please remain calm
the end has arrived
we cannot save you
enjoy the ride
this is the moment
you’ve been waiting for
don’t call it a warning
this is a war

it’s the parasite eve
gotta feeling in your stomach, ‘cause you know that it’s coming for you
leave your flowers and grieve
don’t forget what they told you
when we forget the infection
will we remember the lesson
if the suspense doesn’t kill you
something else will

move

i heard they need better signal
put chip and pins in the needles
quarantine all of those secrets in that black hole you call a brain before it’s too late

you can board up your windows
you can lock up your doors
but you can’t keep washing your hands of this shit any more
when all the king’s sources and all the king’s friends don’t know their arses from their pathogens
when life is a prison and death is a door
this ain’t a warning
this is a war

Bring Me The Horizon『Parasite Eve』

『Parasite Eve』はアルバム『POST HUMAN: POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』の2曲目です。
このアルバムは僕がBring Me The Horizonを知った『Ludens』が収録されているので、Bring Me The Horizonの音楽を初めてちゃんと聴いたのがこのアルバムでした。
お陰で1番好きな『Kingslayer』を知れましたし、かっこいいなと思った『Obey』は今熱いYUNGBLUDとのコラボ曲でもありました。
このアルバムからBring Me The Horizonの音楽をより聴きたいと思うようになったんですよね。

そんな『Parasite Eve』は同名のゲームにインスパイアされた楽曲だそうです。
僕はプレイしたことはありませんが、3作目の『The 3rd Birthday』だけはプレイしたことがあります。
アルバム『POST HUMAN: POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』の中でもかなり人気が高い楽曲となっており、僕自身あまりハマらなかったので不思議に思っていました。
ですが、フェスに向かいながらこの2020年当時のインタビューを読んだことで、『Parasite Eve』に対する印象は大きく変わることとなりました。

『Parasite Eve』は昨今のパンデミックについて歌ったものでした。
インタビューの中で、Bring Me The Horizonのフロントマン、オリーはこう語っています。

作ったのは去年のパンデミック前で、当初はサバイバル・ホラー的な曲を作りたいと思ってたんだ。今の世界を見ると、地球温暖化の副産物として様々な弊害が起こってるよね。例えば、気温の上昇によって新たなバクテリアが出てきたりする。こういうことは今後人類が直面しなくてはいけない問題のひとつになるんだ。そういう問題意識があったうえで書いた曲なんだけど、まさかこれほどまでに早くそういうことに直面するとは思ってなかったよ。今年パンデミックになって、クレイジーな状況になってしまったから、この曲が今の時代にハマってしまったんだ。未来を歌った曲のはずだったのに、今起こってることを歌った曲になってしまったんだ。

BRING ME THE HORIZON| 激ロック インタビュー

また、この曲を作った時、当初はその内容の際どさのために一度制作を止めたらしいです。

今こんな曲を出すのは無神経なことじゃないかと思ってしまったんだ。歌詞のラインに"When we forget the infection/Will we remember the lesson?(僕たちがこの感染を忘れたときに/そのときの教訓を思い出せるのか?)"っていうのがあるんだけど、もともとは"When we survive the infection/Will we remember the lesson?(僕たちはこの感染を生き延びたときに/そのときの教訓を思い出せるのか?)"という歌詞だったから、あまりいい気持ちにはならないよね。それで僕は"この曲は発表したくない。あまりにも生々しすぎるよ"ってなったんだ。でも、しばらくしてみると、現実から目を背けてばかりではいけないなと思った。今のこのハードでクレイジーな現実は現実として存在するわけだから、この曲はリリースすべきじゃないかと思うようになったんだ。というのも、音楽は聴き手にモチベーションを与えるような、スゴくパワフルなツールになり得るわけだから。僕の書いた歌詞が聴き手を冷酷な気持ちにさせるのではなく、何か新しい考えを持つような機会になればいいと思ってね。それで、「Parasite Eve」をリリースすることに決めたんだ。そこには今世界で起こってることが描かれてるわけだから、たとえどれだけそれがダークなものであったとしても、出すことに意義があると思ったんだよ。

BRING ME THE HORIZON| 激ロック インタビュー

ここでようやく歌詞をちゃんと知らなきゃダメだと感じたのです。
英語の歌詞を読み、和訳されたものも読みました。
ここでようやくこの曲とまっすぐに向き合えたのです。

僕の英語力は乏しく、読み書きはできるけど、聞いたり話したりはかなり自信がないレベルです。
そのため、英語の音楽を聞いても歌詞はわからずメロディでしか評価できないところがありました。
我ながらこれは非常に勿体無いですね。
音楽の表面しかなぞれていません。
そのため、noteで好きな音楽を紹介する際にはその曲を知るため、きちんと歌詞に向き合おうと考えているのです。



まとめ

こんな感じで、Bring Me The Horizonの『Parasite Eve』の紹介でした。
歌詞を知った上でこの曲を聴くと衝撃を受けますね。
作った当時は未来のはずだったのに、こんなにもストレートに今の世界を歌っているのですから。
曲に対する非常に高い評価も納得です。

今回の「NEX_FEST」でも生で聴くことができました。
しっかり現在のことと受け止めながら一緒に歌えたのは、僕にとっても忘れられない思い出となりました。

それでは、また。

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