「芸」とは何か?
英語の「ART」は古代ギリシャ語を起源とする言葉で、「技」「芸」という意味だったんですって。
そこから派生して、
芸術家のことを「Artist(アルチスト)」、
職人さんのことを「Artisant(アルチザン)」
と呼んだそうです。
芸術家肌、職人気質、と一見別々のタイプのように見えがちな両者ですが、根っこは同じってなんか面白いですね。
「芸事」ってなんだろうと思いました。
例えばダンスやお芝居、お茶やお花など、習い事を始めると必ず技術の習得から入ります。
一方で子供の頃楽しくやっていたお絵描きや、おままごとは、技術ではなくただ感情赴くままに表現していたようにも思う。
ぼくは昔から技術の習得を入り口にするのがあまり得意ではありませんでした。
だから、習い事が全く続かない。ピアノもバイエルの上巻で飽きてしまいました。
20年近く続けてる営業もそうです。
新人研修でやらされたロープレに意味があるようには思えませんでした。
何度も何度も飛び込みをして、たまにクレームの電話などいただきながら「こんな感じか」と掴んでいく。
そんな中で、たまに先輩に同行していただくと、
なるほどこんなやり方もあるのかと、他者の芸に気付き、それが技術の習得につながる。
そんな調子で、おままごとから入って、たまに習い事をすることによって、上達してきた感覚があります。
思い返せば、3年ほどやっているお芝居もそうです。技術的なことを学びに行ったことは1回もありません。正直いまだに発声の仕方とかよく分からない。
自分でやってみて、教えてもらって、またやってみて。
繰り返すと、自分なりの感覚知と言語化が行われてきて、いつの間にか上達してくる。
技術を習得するのが苦手なぼくの処世術なのだとと思います。
これからも自分なりの芸事をやっていきたいですし、他者の芸に触れ、学んでいきたいです。
これを読んでいるってことは、投稿を最後まで読んでくれたってことだね。嬉しい!大好き!