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自分が選択した理由に自覚的になる習慣ー『感性のある人が習慣にしていること』を読んでー

仕事を休職してまとまった時間ができたので、過去に読んだ本を読み返している。『感性のある人が習慣にしていること』を読み直した。

この本は読み直すたびに新たな発見がある。書いてあることは変わらないのだけど、自分の生活や環境が変わってくると、琴線に触れる部分が変わるのだ。今回読み直して印象深かったのは、「自分が選択した理由に自覚的になる習慣」というフレーズだ。

同じようなことを上司も言っていた。全てのことにはしっかり理由を説明できるようにせよ、と何度も言われた。例えば、グラフの線の色を一つとっても、デフォルトの色を無自覚に使うわけではなく、なぜこの色を使用したか説明できるようにしろ、と。

自分の選択に対して一々説明できる理由をつけるのは、正直面倒くさい。日々の生活は「何となく」や「いつもこうしているから」程度の理由しかないものが多い。

正直言って自分が選択した理由に対して自覚的になるのはクソ面倒なのだが、人生を良くするための習慣であることは間違いないだろう。人生は選択の連続だ。選択した理由に対して自覚的になることで、選択の精度が上がるのは想像に容易い。

過去に自分が行った選択の理由を洗い出す作業は就活の時にやった。あの時は選択した理由に対してもっともらしい理由を後付けする程度に留まっていたが、そこを本気で振り返れば、就活を超えて人生に役立つ行為になっていたかもしれない。まあ、そこまでやるのは結構な時間がかかってしまうので、就活時点では理由を後付けする程度で十分通用するので、そこで一旦留めておくのが賢いと思う。ただ、今後の人生を考えると、時間をかけてでも「本気の内省」に取り組んだ方が良いように思う。何てことをかつても考えていたのに、日々の忙しさで完全に忘れてしまっていた。どうにかして習慣づけたいものだ、と嘆く。

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